2011年5月29日日曜日

寄付元年

阪神大震災の1995年は「ボランティア元年」と呼ばれています。大きな災害のあと、全国から多くの人たちがボランティアとして集まり、手助けをすることが今では普通になってきましたが、そのきっかけが阪神大震災だったからです。

東日本大震災の今年は「寄付元年」と呼ばれるかもしれない、と朝日新聞の社説にありました。今回の大きな災害を目の当たりにして、何かしたい、と思う人は全国ならず、世界に多く存在します。義援金を送ることとともに、被災者支援をする組織への寄付が、その場に行けない人たちができる大きなサポートです。

その寄付に対して税制上優遇されるようなしくみができました。中央共同募金会にNPOなどの活動を支える新しい募金窓口が設けられ、ここへの寄付の一定金額を所得税の課税対象から差し引ける所得控除が適用されるようになったのです。

NPO法人の数は現在4万2千を超えるそうですが、そのうち税制優遇が認められた認定NPO法人は200あまりとのこと。認定NPO法人として認める基準の大幅緩和も考えられているとか。

しっかりした目的を持ったNPOがその活動内容と会計を積極的に公開し、それをもとに寄付する先を探す。寄付がNPOの活動を広げる。そんな循環の定着を・・・とこの社説は訴えています。

今回のアメリカ旅行の際、友人が作った仏さまのシルクスクリーンプリントを持参しました。娘の卒業プレゼントとして特別に作ってもらったものです。私のプレゼント用以外の数枚を友人たちが買ってくれました。大震災後の救援活動をするグループに寄付をするので、代金に上乗せしてほしいという私の依頼に、みんなそれぞれに、「喜んで」と言ってくれました。

小さな寄付ですが、気持ちのこもったアメリカみやげとなりました。

私が寄付をしたグループ、ジャパンハート JAPAN HEARTです。

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