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2016年10月14日金曜日

相乗効果

1+1<2 この数式があらわすのは相乗効果、シナージズムというのだそうです。

少し味が物足りない昆布だしと、これまたちょっと味が・・・というようなかつおだしをまぜてみると、味がぐんとアップすることだとの説明。うん、よくわかります。

人間関係も同様であれば、と書いてあったコラム。そうですね。一人ができることは限られているけれど、誰かと一緒だと、自分が思ってもいなかったことが可能になる。そんな人間関係が作れたら最高でしょうね。

今回のリオパラリンピックの視察。車いすフェンシングの大会は、国際車いすフェンシング協会のメンバーとリオの大会スタッフたちとのコラボレーションで運営されていました。リオのメンバーの中心となっているのは三人。グループとして仕事をスタートさせたのは今年になってからとのこと。

大会準備、大会運営、何を取っても膨大な作業量があったはず。それを限られた人数でこなしていくのです。中心となった男性はブラジル人ですが、アシスタントはコスタリカから来た若い男性。もう一人のブラジル女性と三人で中心的な役割を果たしていました。

1+1+1は、他の多くのスタッフ、ボランティアの力と一緒になって、大会成功となりました。ここにも大きな意味での相乗効果があったように感じました。

TOKYO2020は4年後です。とてつもなく大きな企画に飛び込んでいくようなものですが、相乗効果を生み出せる人材を確保しながら、あせることなくやっていこうと思います。

リオパラで仕事をしたコスタリカの青年も「TOKYO2020でも僕の経験が生かせたらうれしい」とメールをくれました。日本だけでなく、世界から仲間を集めていこうと思います。楽しそうでしょ?


2016年10月6日木曜日

リオパラリンピックの写真


Olympic Information Service
リオパラリンピックの写真を目にしました
写真ならではのメッセージが詰まっています
ご覧ください


2016年9月27日火曜日

リオのお土産話

のっけにホテルのトイレの写真
「ブラジルではトイレットペーパーは流さないこと」
これ、けっこう難しい
アッと思った時には紙を落としている・・・なんです

トイレの横のシャワーは多分ビデのようなものでしょう
でも使ったら水浸しじゃないかな・・・

バスターミナルの写真
リオではこんならせんのスロープがあちこちにあります
バリアフリーでなのですが、歩数が伸びるのは当然

ゲート付きのアパート群
高級マンションなのでしょうね、きっと
屋根の上に雨水をためる大きなお鍋のようなものがのっている
そんな家が並ぶスラムも通りすがりに見ましたが

ホテルの部屋のベッドメーキング
お布団がこんな風に巻いてあります
確かにベッドに対して大きすぎるサイズでした

初めてバスに乗った時大声を聞いてびっくり
何と、バスの車内での物売りの声でした

この物売りさんは堂々と車内で店構え
買っている人は見たことなかったけれど
商売になっているのでしょうか・・・

治安の悪さが大きく報道されていたリオ
確かに注意は必要でしたが、
私たちの乗ったバスの車内はとても平和でした

でも立っている人は必ずどこかをしっかりつかんでいます
専用道路を走るBRT
急発進、急停車、当たり前のバスでした

2016年9月24日土曜日

車いすフェンシングのカップ


オリンピック公園内を一人で歩き回った時
車いすフェンシングカップを発見
ビール用のカップでした

このカップを手に入れるために・・・
まず英語の通じない人に「いくら?」と聞いて
13レアルを払って、そのレシートを売り場で見せたら
車いすフェンシングカップは「もうないよ」

エッ、そんな・・・
ビールじゃなくてカップがいるのに!!!

「あっちのカウンターに行ってみて?」と多分言われたので
カップを求めて再度挑戦

「フェンシング」と言ってもわかってくれない
剣を持って突く格好をしたら「オッ・・・」と
おばさんも私に向いて剣を突いてきました

ここには色んなデザインのカップが残っていました
おばさん、ちゃんと見つけてくれました

本当はビールは飲みたくなかったのだけれど
公園内ではビールの缶を持っては歩けず・・・
カップに注いでもらったビールを持って車いすフェンシング会場へ

どれだけ苦労して手に入れたカップなのか
それを監督に延々と説明して
残ったビールを飲み干しました


2016年9月19日月曜日

無事帰国

9月18日午前2時5分 リオ国際空港からドバイへ出発
パラリンピックから帰国する選手が一杯
出発が40分遅れ

2回目の14時間フライト、やっと終了
乗り継ぎ時間は3時間ちょっと
長距離フライトの乗り継ぎとしてはとっても短い
ドバイから関空までは9時間10分
台風より早く到着!

リオパラリンピックのマスコット「トム」
いっぱい一緒に帰ってきました
お世話になった方々のところへ

(おまけ)ジャパンハウスのレセプション
9月17日競技最終日
東京都オリンピック・パラリンピック組織委員会主催のレセプション
IPC会長のメッセージ

小池東京都知事 スムースな英語のスピーチ
「明日の閉会式は着物は着ません
セーラームーンかな、ハローキティーかな
お楽しみに・・・」と

会場にいっぱい並んだおひなさま

けん玉を楽しむひとたちも

日本の紹介展示の会場


「次」はTOKYO2020、という気持ちを盛り上げたレセプション
本当に4年後、「次」なんです!

2016年9月17日土曜日

最後の試合

リオパラリピック車いすフェンシングの最後の最後の試合
フルーレ女子団体戦
中国がハンガリーに45対28で勝った瞬間です

フルーレ団体戦の結果
男子:優勝 中国、二位 ポーランド、三位 フランス
女子:優勝 中国、二位 ハンガリー、三位 イタリア

予定より進行が遅れて、決勝戦が終わったのは9時を回っていました
ですから、今回も表彰式の写真はなし・・

女子の三位決定戦でイタリアの勝利で会場は大盛り上がり
べべへのものすごい声援でした

その後の男女決勝戦は、とても静かに淡々と・・・
でもブラジルの観衆は負けているチームがポイントを取ると
「やった!」とばかりに大きな拍手と声援
どんな時にも自然に盛り上げる、というか盛り上がる人たち

丸5日間、朝から晩まで会場に詰めていたのは初めての経験
事務局長は、こんなに車いすフェンシングの試合を見たのは初めて
競技に対する理解がいよいよ深まった・・・かな

ブラジル時間、18日午前2時のフライトで帰国です

最終日

9月16日(金)リオパラリンピック車いすフェンシング最終日
朝9時、バスターミナルから観客が次々やってきます

会場まで20分歩いていましたが
最終日、私だけパーク内のシャトルを利用してみました

到着した日に偶然見つけてIDカードが発行してもらえたAccreditation Center
もうほとんど人影もありません

メディアセンター側の入り口
ここの警備は兵隊さんたちです

シャトルは大会会場の裏側を巡回
お祭りの場のような華やかな表とは全く違う表情



今回の「大会視察」でやり残したことを監督はあれこれ調査
会場内の普通では入れない「裏側」に案内してもらいました

フルーレ団体戦出場前のイタリア選手、べべに遭遇

Rの刻印がわかりますか?
武器検査を受けた証明です

ガードの中にはシールがありました

結果の書類が国別に入れられる棚
最近はプリントアウトした紙よりデータを使う国が多く
印刷するのが無駄になることも多いとか
4年後のTOKYO2020ではこの風景はなくなるかもしれません

試合前のウォームアップエリアも閑散としています

午後になってオリンピックパークは人・人・人・・・
大会最終日、ブラジルの人にとっては「楽しまなきゃ」ですね
これはショップに入ろうとする人の列

ショップのレジ風景
マスコットの「トム」とピンバッジの追加購入・・・の
つもりが、トムは一つも残っていませんでした


 午後4時過ぎ、三位決定戦、決勝戦の前のひと時
大会役員の方々にとって「ここまで無事に・・」という気持ちかな
楽しそうに記念撮影

国際車いすフェンシング協会事務局長Udo Zieglerさん(右)
大会運営のトップとしての任務ももう少し・・・
TOKYO2020もお世話になります

どんより曇った最終日も雨の気配なし
暑すぎた日もあったけれど今回の大会は
私たちの歩きの移動にはありがたいお天気でした

最後のプログラム、フルーレ団体戦の最終版です

2016年9月16日金曜日

4日目の結果

大会4日目、エペ団体戦。決着が着くまでしっかり見ていたのですが、会場の寒さと空腹に耐えかねて、表彰式は見ないままに帰りました。

男子:優勝 フランス、二位 中国、三位 ポーランド
女子:優勝 中国、二位 香港、三位 ハンガリー

男子の決勝戦、本来の45ポイントでなく、時間切れの44対44の幕切れ。中国チームも狐につままれたような顔。私もなぜ決着がついたのかわからなくて、監督に説明してもらいました。

イギリスでフェンシングコーチをしている山本憲一さんのFBに詳細な説明がありましたので、「事後承諾」で掲載します。車いすフェンシング関係者の方々、将来の勉強のためにご一読ください。

山本憲一さんのFBより

パラリンピック 車いすフェンシング男子エペ団体戦 決勝は中国とフランス対決。中国は41-40からラスト3秒で追いつかれて41-41でフランスが勝利。
この結果に呆然とする中国選手だが・・これは中国の選手とコーチ陣営がルールをしっかり理解してなかった。
何が起こったのか。
中国にリードで迎えた最終ラウンド。
40-38で迎えた最後周り。
選手の対戦時間は3分なのだが、1分経過しても中国・フランス共に得点が無かった。
ここで審判は試合を止める。
個人戦でも団体戦でも1セット目、2セット目でも試合が無得点で1分を経過すると「ノンコンバット」とされセットが次へ移行されるが、最終セットだけは特別で、3分の試合時間の中で1分間得点がないと、審判は優先権(プリオリティ)を決めた1分間の戦いへ試合を移行させる。
この場合、通常の時間切れによる「延長戦の優先権試合、同時突き無しの1ポイント勝負で時間切れは優先権側が勝利」のルールとは違い、「1分間の得点をリミット(個人戦は15、団体戦は45まで)までの獲り合い」になる。
そして優先権は同点の時にのみ効果を発揮。延長戦はなく、優先権がある方が勝ちとなる。
つまり、今回の中国とフランスの決勝は最終ラウンド無得点から優先権試合に発展し、優先権はフランスで試合が再開されるもラスト3秒でフランスが追い付き、中国選手が「しょうがない延長戦で1本勝負・・」と思っていたら、フランスが大喜び!中国選手が「え?なんで・・延長戦は!?」と思うようなルールの誤解があったのだ。
これは、選手もだが、コーチ陣営の痛恨のミスでもある・・。
が、劇的なフランス勝利!
これは、フェンシング男子エペ団体はオリンピック、パラリンピックでもフランスが金メダルということ!!
すごい!おめでとう!フランス!

45対44

エペ女子団体戦三位決定戦
結果は45対44でハンガリーがポーランドに勝利

会場の観衆は大接戦に大歓声

ハンガリーの選手が歓びを爆発させている時
ポーランドの最後の選手が一人、離れた場所で泣き伏していました

チームメートやコーチになぐさめられて
やっと立ち上がりました

歩き出した彼女へ、今度は観衆からの大歓声
「よくがんばったよ!!」との気持ちを届ける拍手と歓声

勝ち負けがある以上、仕方ない、なのですが・・・
久しぶりに涙腺が緩んでしまった一瞬でした

2016年9月15日木曜日

団体戦スタート

大会4日目、男女エペ団体戦です
試合数が多いので、いつもより30分早い8時半スタート
今日・明日は表彰式の終了時間が夜の8時半
なが〜い一日が始まりました



余談 1
TOKYO2020の公式ピンバッジ
オリンピックとパラリンピックのエンブレムが並んでいます
今回、このバッジの人気の高いこと!

お世話になったボランティアにあげると
「これは隠しておこう、みんながほしがるから」と

色んな人に「持ってる?」と聞かれるけれど
全員にあげることは不可能
「No」と答えて「ごめんね・・」と心の中で

余談 2
Bon Dia ポルトガル語のおはよう
ブラジルでは「ボン・ジァ」と発音します
朝、会場に向かう途中、目が合うとみんな声をかけてくれます
にっこりして「ボン・ジァ」と言い交わす
毎日このことばからスタートです

余談 3
競技スケジュールは分単位で細かく計画されています
あるていど余裕も持たせてあるので、競技が早く終わると次の試合まで
待ち時間が結構長くなります

その間、会場はにぎやかな音楽が流れ続け、それに合わせて
会場の人たちは拍手をしたり、口笛を吹いたり大騒ぎ

会場を移動しながら撮影するテレビカメラには「写して!」
モニタ−に自分の姿が写ると、それでまた大騒ぎ

陽気さもここまでくるとただただすごい・・・
時には競技中にも「勝手に」(?)盛り上がる観客たち

「パーティーは試合のない時にしてほしいわ・・・」
ドイツ人のボランティアのコメント

審判の声も聞きにくくなる状況はちょっとね
でもここはブラジル、なんですね


べべの日

大会第三日
フルーレ男女個人戦
競技が始まる前にはまず審判団が入場です

ドコモのコマーシャルに出ているイタリアのべべ
両手両足が義手、義足のフェンサーです
カテゴリーB、障がいの重いクラス
予選を勝ち上がり、ベストエイトも楽勝
ベストフォー、準決勝になると会場の人も彼女の存在に気づいたよう
イタリア応援団とブラジルの人の「ベベコール」が響き渡りました

ベストフォーも快勝

決勝でべべが勝った時の会場を写すテレビモニタ−から

まるでブラジル選手が勝ったような大歓声

国旗掲揚でイタリア国歌を歌うべべ
銀・銅はいずれも中国選手


義足をつけて表彰式に臨んだべべ
場内を行進している時、走り出して家族やボーイフレンドのところへ

女子クラスAの金・銀・銅は中国・香港・ハンガリー


男子カテゴリーB:中国・中国・フランス

男子カテゴリーA:中国・ポーランド・中国

今日も三回中国国歌を聞きました。
べべへの歓声があまりにも大きかったので
あとの表彰式は気が抜けるほど静か・・・

でもブラジルの人は表彰台にのぼった選手に
分け隔てなく、暖かい拍手を送っていました

4年後もきっとべべはTOKYO2020にやってくることでしょう

(別の話題・・・)
今回リオへのフライトで、車いすテニスの上地結衣(かみじゆい)さんのお母さん達と一緒になり、旅行社が手配したバスで同じホテルに到着。当日夕方、ホテルから初めて路線バスに乗ってオリンピックパークまで出かけました。
今日、夜の9時前、ホテルに戻った時、ちょうど上地グループと再会。「銅メダルが取れました!」と教えてくださいました。やったね、という感じです。応援のみなさん、真っ黒に日焼けでした。


2016年9月14日水曜日

二日目 エペ個人戦

二日目は男女エペ個人戦
最初のプール戦(予選)は各クラス同時進行
壇上は10ピストで競技+全参加選手+審判+ボランティア
とにかく大混雑!

ベストエイトに進出したブラジル選手
(手前ピストの右の選手)
観客は少なかったけれど、声援はすごい!

お昼の休憩時間に外出
何と37度を記録
暑い中、ブラジルの人は元気いっぱい

パラリピックグッズを買っただけでどこにも寄らず
午後の試合観戦を続けた私たち

午後の試合が始まる前には
若者たちのパフォーマンスで会場が湧きます
サービス精神いっぱいのプログラム

最初の決勝種目は女子カテゴリーB
中国・タイ・香港のアジア勢が上位独占


女子カテゴリーBも中国・中国・ウクライナ
昨日の男子サーブルに続いてウクライナは女子もメダル獲得


さて、男子カテゴリーBの優勝国はどこでしょうか?
二位は?
優勝ベラルーシ、イラク、ウクライナと続きました



カテゴリーAは中国・イギリス・中国


今日は表彰式4つのうち、3回中国国歌を聞きました

 試合結果の詳細はRio 2016 Parlympic Gamesをご覧ください
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日にち毎に予選の対戦を含めて、全て記載されています