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2018年12月7日金曜日

発達障害

テレビでも、ラジオでも、そして新聞でも、発達障害について目にすることが増えました。著名人が「自分も発達障害です」と名乗り出ています。少し違う、少しおかしいことを抱えていても、特性を活かしている人を目にすることで、発達障害についての理解が深まっていくのでしょう。

昔の小学校を思い出すと、じっとしていられない子、何でも質問をして先生を戸惑わせる子、極端に成績の偏りのある子、などなど、結構バラエティーに富んでいたような気がします。その一つ一つにしっかりと「発達障害」とラベルがつけられるようになっているのが現在の傾向。それも細かく症状が分けられていますから、「私もそうだ・・・」と思う人も増えていることでしょう。

私の友人が最近になって「発達障害」と診断されたと言いました。本人は落胆するのではなく、何となくホッとしている様子。うまくいかないことは「やっぱり発達障害だったからね・・・」と思えるようです。本人が納得しているなら、それもよし・・・かな。

私は数字に対して全く理解力がないので、これも多分「立派な」発達障害だと思います。ただし、加齢によってよりわからなくなっているとしたら・・・それは老化ですよね。ラベルはいいかな、って思います。あるがままでやっていこうっと。

2018年11月6日火曜日

これから進む道


時代が大きく変わろうとしている
それを痛切に感じるこの頃
以前のままの考え方では通じない
何か新しい感覚が必要となっている

久しぶりにじっくり読んだ本
資本主義のしくみに巻き込まれた時代から
もっと人間らしく、感性豊かな生き方へ
データからもこの流れは明確に

新しい豊かな社会を作り出すために
これからの私たちはどんな方向に進めばいいのか

「幸福感受性」の奪還を・・ということば
そこに付箋をつけた私



2018年10月30日火曜日

最期の便り

「安らかに永眠しました」
こんなお知らせが届いたら・・・
その差出人が本人だったとしたら・・・

宛名は亡くなる前に書いた自筆
印刷された文面の中の亡くなった日付と年齢が
別の人の手書きで書き込まれていた・・とか

便りの最後の文章:
「尚 当家は私一代限りであと誰も住んでおりませんので
お便りなどのお気遣いは堅くご辞退させていただきます」

「これぞ究極の終活」と投書者の弁


見ず知らずの方であっても
見事に生ききった人の姿を想像します



2018年10月25日木曜日

大先輩

東京の叔母のところで一泊
93歳の叔母と一杯おしゃべり

独りのマンション暮らし
買い物も自分で
食事の用意ももちろん自分で

夜戻った時のための準備
テーブルの上には
自作の鎌倉彫のトレーが出ていた


細かい手間を惜しむことなく
丁寧な生活ぶり

会話も見事なもの
昔話がとても楽しい

人生の大先輩
小さな叔母は私の大きな目標!

2018年10月15日月曜日

樹木希林さんのことば

9月15日に亡くなった樹木希林さん

新聞やネット、そしてテレビで彼女のことばに多く触れました

樹木希林名言集というページを発見

彼女の生き様を簡潔に表すことばが並んでいます
全てを一気に読むには大変ですが・・・


自分の立ち位置がはっきりした生き方
常識や世間の目からは全く自由な発想
特に死に関する考察は見事です

折に触れて読み返してみたいと思います

2018年10月12日金曜日

日本人って?

国際ラグビー協会の規約で各国の代表選手の選考基準は次の通り:
1)出生地が当該国である
2)両親、祖父母のうち1人が当該国出身である
3)当該国で3年以上継続して居住している

この選考基準では選手の国籍には触れていず、上記の条件のどれかを満たせばどの国でも代表選手として試合に参加OKなのです。

全米オープンで大坂なおみ選手が優勝して以来「日本人とは」を考える機会が増えたように思います。大坂選手はラグビーの規約では完璧な日本人代表です。日本語がたどたどしいとしても、全く問題はありません。

日本人は国籍に関してとても神経質な国民である、という文章を目にしたことがあります。日本国のパスポートを持っていることが日本人の条件と考える傾向があるようです。日本にずっと住んでいる人でも「日本人」という範疇からは外れてしまうのです。

我が家の息子と娘は日本のパスポートを持っています。居住地はアメリカです。日本人としてのアイデンティティはあるけれど、それは個人的な日本との繋がりであり、自分たちが暮らしていくのはアメリカという国を選択しているのです。

大坂なおみさんも自身のアイデンティティとして「私は私」と語っています。国籍や人種とらわれず、まず全ての人が「自分とは」を考えることから、お互いを大切にできる人間関係ができていくのでは、と思う私です。


2018年9月22日土曜日

SOSA Project

千葉県匝瑳市
「読めない、書けない、何もない」
自嘲することもあるという「そうさ市」

海にも近い匝瑳市山間部
休耕田を借りて生活する仲間たち

冗談とお裾分けが行き交う
懐かしく、頼りになる人々との生活


2017年5月22日のブログに記載した
ソーラーシェアリングも全国に先駆けて推進

ソーラーパネルの設置作業も「仕事」として
仲間が分け合っていく

ほぼ地域全体、500軒分の電気を生産
将来は送電線を使わず
各家庭で電気も自給自足を目指す

「いなか」良さと「とかい」の便利さを
自然の中で融合した自給自足の生活
新しい時代の生き方の提案と実践プロジェクト


2018年9月14日金曜日

笑わぬ知事

8月に亡くなった沖縄県の翁長知事。その最後の日々を夫人から取材した記事がありました。

今年の4月に膵臓に腫瘍が見つかった翁長さん。「(任期の)12月まではもたないかもしれない」と夫人に告げたそうです。

6月23日の沖縄全戦没者追悼式で挨拶し、7月27日の会見で名護市辺野古の埋め立て承認を撤回すると表明。「この体調で記者の質問に答えられるだろうか」と不安を口にしたその朝。小さな薬を飲み込むのにも20分かかるような状況だったとか。

記者会見から帰宅すると玄関の椅子に座り込み、寝室に戻るの気力がほとんど残っていなかった翁長さん。そして7月31日に再入院、8月8日に死去。

5年生存率が極端に低い膵臓がん。自分の時間が残り少ないことを知った翁長さんは最後まで力を振り絞って職務を続けられたのでしょう。知事になってからの約4年、夫人は翁長さんの笑顔を見たことがなかったと語っています。「本当は明るくてよく笑う人だった」と。

沖縄のことを「自分事」として考えていますか?そんな問いを目にしたことがあります。私たち全てにとって重いことばだと思います。命をかけて信念を貫いた翁長さんのことばを改めてこころに留めるべきでは、と思います。たとえ、立場が違っていても、考え方が違っていても・・・

2018年8月30日木曜日

写真家のブログ

新聞の「ひと」の欄で知りました

2017年11月に背骨に腫瘍がみつかる
進行した血液のがん、多発性骨髄腫
35歳


自身の病気のこと、家族のこと、死のこと、緩和ケアのこと
ブログを少しずつ遡って読んでいます

自分や家族の「死」をもっと話せる社会になってほしい
そう願う幡野さん

今を生きるために大切なこと
私たち一人一人が心すべきこと

静かに読んでいます

2018年8月28日火曜日

デジタル遺品

デジタル遺品ということばを目にしました
写真・メール・動画など私的な記録が遺る時代
自分の死後、それがどうなるのか・・・

「見られたくないデータ」は早々に消去しておく
それがいいのはわかるけれど
他人に見られたくないものほど
自分にとっては大切なもの・・かも

どの時点で自分で始末するのか
もし他人に依頼するとしたら
誰に、どんな形で?

私の母は70歳代半ばでそれまでの日記を全て処分
「焼却できる場所を探してきて」と


終活の大切さが言われる昨今
デジタル遺品も含めて
自分のこれからを見つめておかねば・・・

2018年8月21日火曜日

自閉症

友人のFB投稿で見つけた記事

自閉症に対しての新しい考え方

人間が作り出す社会そのものより
自然に関心が高い自閉症の人たち

社会への適応能力のなさを障害ではなく
人の多様性の一つとして捉えよう、と


自閉症の人は色彩や音楽にも鋭い感覚を持ち
ケバケバしい色を見ると落ち着かないのだとか

京都市内の色彩規制で落ち着いた色を使った
全国チェーンの牛丼やさんが記事に登場

マクドナルドの赤も落ち着いた色となる京都市
日本らしい環境を保全するための規制が
自閉症の人にとっていい環境である、と

それはもちろん自閉症でない人にとっても
いい環境であることは明らか

京都に住んでいてよかった!

2018年8月1日水曜日

気の持ちよう

NHKラジオの健康ライフという番組で「100歳まで元気に生きるには」というタイトルで予防医学研究者の石川善樹さんが話していました。

気の持ちようが寿命に影響する、とのこと。

アメリカで630人を23年間追跡調査した結果、老後に対して明るい展望を持つ人と、衰えていくことを心配する人とを比較すると、7.5年の寿命の差が出たというのです。

前向きに考える人たちは、未来に対しての選択肢をより多く思いつき、いい選択が可能になる。身体の中でも、細胞レベルで老化の進みが、後ろ向きな考えの人よりも遅いという研究もあるのだそうです。

加齢に対する社会規範が変わることが大切だと石川氏はコメントしています。世界の長寿地域においては高齢者を尊ぶ価値観があり「お若く見えますね」という挨拶が失礼だと捉えられることがあるほど、年を取ることがポジティブに捉えられているのだそうです。

昔の日本でも、高齢者は周りのみんなから一目おかれ、地域の中で暮らしていたはずです。近代の西洋的な「若いことはいいことだ」という考え方から離れ、これから高齢になっていく人たちが「素敵な高齢者」となって若い人たちに模範を示していけば、これからの日本も考え方が変化していくはずだ・・・とも。

どんな経験でも、過去を後悔せず、「今」を感謝する生き方が必要なのでは・・・
心せねば、と思います。

2018年6月30日土曜日

専門医からのメッセージ

長谷川式認知症スケールを40年以上前に考案した老齢医学の専門医長谷川和夫医師。ご本人が認知症と診断されました。ご自身の認知能力の変化を伝えることで、認知症に対する考え方を変えていきたいと思っていらっしゃるとか。

過去のことを忘れてしまい、現在とのつながりがわからなくなる不安感を抱いているのが認知症の人。

そんな人たちに接するための長谷川医師からの五つのアドバイス。
1)認知症の人と目線を同じにする
2)笑いを忘れずに、微笑みももって接する
3)認知症の人の生活はシンプルに
4)認知症の人に役割を持ってもらう
5)一人一人、かけがえのない存在として認め合う

日常の介護ではなかなかできないこともありますが、このようなアドバイスを知っていることは大切です。笑えないと思っても笑顔を無理にでも作る、そんな心がけで状況が変わってくることも・・・

ラジオの放送ではご本人の声のメッセージもありました。

「私は長谷川和夫といいます。私も認知症と診断されました。大丈夫です。明るい気持ちで、笑いを忘れないでください。自分と家族、知人を大切に、自分の生きていく道を歩んで行ってください」


2018年6月21日木曜日

形の美

NHKの日曜美術館で目にした柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)さん。本年96歳、現役の染色作家。

日常生活で普段目にする物にも「形の美」を見つけて楽しんでいらっしゃる様子。大学で教鞭をとっていた頃は気むずかしい先生だったという方が、日々の生活の全てが「うれしくてしかたがないの」とおっしゃる日常生活が映し出されていました。

長年、染めの作品を二人三脚で制作してきた方が驚くほどの大きな新作のアイディア。染め上がった作品の黒い模様は躍動感に満ちています。

展覧会に展示された布の数々は存在感を示しながらも穏やかに揺れています。年月を重ねた作者のたどり着いた心境は、全てを包み込み暖かさにあふれています。

このところお元気な90歳を超えた方々との時間を過ごせたラッキーな私。テレビを通しての偶然の出会いにも改めて感謝でした。

2018年6月11日月曜日

お墓参り


東京の叔母が従姉妹と一緒にお墓参りにやってきました
94歳、杖は持っていますがさっさと歩きます
耳は少し遠いですが、会話は全く不自由なし
記憶もびくともしていません
昔のこともついさっきのことも・・・

私にとって「昔」を話してくれる貴重な存在
今回も初めて聞くエピソード満載

一人暮らしで食生活も見事にコントロールしています
「大根を一本買うとね、半分はおろして冷凍するの
お味は落ちるけれど便利よ・・・」と

「私よりよっぽど元気よ
みんなでおばけねって言ってるの」
従姉妹が言います

こんなおばけなら大歓迎
素敵な人生の先達と過ごした午後でした

2018年6月7日木曜日

引き際

先日の神奈川県での交通事故
90歳の女性が起こした交通事故
死者が出た交通事故

「60年も運転している」
「足が悪くなったので近いところだけ」
「そろそろ免許を返そうかな・・・」

色々な気持ちが交錯していた様子
でも取り返しのつかないことに

90歳の人が逮捕された
その事実に胸が痛む


運転をやめる「停年」は自分で決められる

朝日新聞の天声人語にあったことば

人ごととは思わず心せねば・・・

2018年6月1日金曜日

すてきな午後

母の友人を訪問
97歳、耳は少々遠いけれど
会話は全く問題なし

周りの助けがあるとは言っても
毎日マーケットに出かけるのがお楽しみとか

母の思い出話をいっぱいしました
さぞかしクシャミをしていることだろうと・・・


叔母さまの幼少時代の思い出
戦後の話
最近のできごと
そして本に関してのコメント

お昼を頂きながら3時間以上
おしゃべりの種は尽きません

「長い人生、色んな方に出会ったこと
全てが感謝です」・・・と

素晴らしい先達とのご縁
私にとってもただただ感謝です

2018年5月24日木曜日

マンハッタンに住む

娘がニューヨークに引っ越したのはもう3年ほど前のこと・・だったかな。クイーンズ地域、ラガーディア空港の近くでアパートをシェアしていたのですが、契約更新となるので、マンハッタンに住むことにしたのです。ルームメートとそれぞれの子犬も一緒に引っ越しです。

ボチボチ引っ越したかな、という時に久しぶりに電話をしました(LINEの無料通信です)。「やっと段ボールが少し動かせて、床が見えてきたところ」とのこと。引っ越し慣れしている彼女、それほど苦労した様子もなし。自宅で仕事をする部屋が以前に比べてグンと広くなったことを喜んでいました。

「それはそうと、今回の引っ越し、何が大変かって、引っ越しの許可をもらうことだったよ」というコメント。一瞬、理由がわからなかった私。アパートの契約をするのに、年収や過去に遡っての税金の支払い記録など、書類作成がとても大変だったというのです。

弁護士資格のある彼女、書類の対応は慣れているはずですが、友人の弁護士が「これはワシントンで弁護士事務所開設するより、大変な書類だ!」と言ったとか。

マンハッタンの住環境は、とにかく家賃が高い。住みたい人が多いから、どんな条件でも住み手募集に困ることのない不動産事情。それにしても住人になるのに、そんな大変な書類作成が必要だとは知りませんでした

ハーレムの北西部、ハドソン川沿いの公園まで徒歩10分、フリーウェイの入り口に近い今回のアパートを、娘はとても気に入った様子。「しばらくはここに住んで、次はいっぺん日本に戻ってもいいかな・・・」

引っ越しは人生のアクセント、そんな風に感じている彼女の動き、うらやまし〜〜〜い、と思う母なのでした。

2018年5月21日月曜日

根拠のない自信

「自信がない」病の患者が蔓延しているのが現代

男性社会で仕事をする女性に多い病
・・・ではあるけれど
男性も「自信を持って仕事をしています」
そう言い切れる人ばかりとは限らない

自信のなさの裏返しで威張ったり、偉そうにする
地位を利用して自分を大きく見せる


男性も女性も、もっと自然に生きたい
不必要に萎縮することも
肩ひじはることもなく
普通に自信を持って、前向きに
言いたいことはきちんと言って

「自信がない病」への処方箋として
コラムニストはこう書きます

成功した企業家やスポーツ選手は共通点がある
まだ成功する前から「根拠のない自信」に満ちていた
自分を信じて、自由で楽観的でポジティブだった

「根拠のない自信」
それは説明のつかないもののはず
だからこそ、そこから力が湧いてくる
大きな流れに乗ったような安心感で


2018年5月9日水曜日

「始める」と「続ける」


「よくもまあ、次から次に・・・」と
母から言われたことがありました

新しいことに飛びつくのが好きな私
じっくり長続きしない私

コツコツと何事にも取り組む母にとって
娘の私の行動は不可解だったよう


いくつになっても、何かを始め続けることを、やめない

ネットで見かけたことば
うれしくなりました

「始める」と「続ける」が共存しています
そう、いくつになっても新しいものに興味を持って

背中を押してもらった感じです