2009年8月31日月曜日

やってみて!

政権交代が現実となりましたね。

この経済危機の中の大変な船出です。

最初からうまくいくものではないでしょう。

でも動き続ける中から、「次」にやるべきことも見えてくるはず。

オバマ大統領も国民の意見が二分される国民保険制度改革法案で苦戦中。

大変な舵取りですが、民主党の鳩山さん、とにかく「やってみて!」

2009年8月30日日曜日

収穫も終わって

収穫の終わった近所の畑
まだしっかりした「おなす」が残っています
もうすぐ「すぐき菜」の準備でしょうね


「ししとう」もおしまいのようです

2009年8月29日土曜日

何を写しているのですか?




伊吹山ドライブウェイの途中です。行きに気がついたのです。「何してるんだろ・・・」って。お花畑を散策して、2時間以上たってから戻って来てみると、同じところに、同じ人たちが。

何を写しているのですか?

野次馬の私としては聞かないで通りすぎることはできませんでした。

鳥獣保護区である伊吹山一帯。ワシの滑空のシャッターチャンスを待っている方々でした。「いつもはペアで飛ぶのだけれど、今日は一羽が時々飛ぶな」とのこと。何度も通っていらっしゃる方なんですね。

谷から吹き上げる風をものともせず、ただひたすらワシを待つ・・・釣りにも似た時間の過ごし方ですね。木曜日でしたが、近くに止まっている車のナンバープレートは「湘南」のものもありました。大きな望遠レンズが、みなさんの気持ちの入り方を表しているようです。

2009年8月28日金曜日

ペシャワール会

オバマ大統領が当選したとき、他国のことながらこころが弾(はず)んだ私です。何か新しいことが期待できる気がしました。ですが、イラク撤兵計画とセット でアフガニスタンでの兵力増強を政策として打ち出したことに、とても違和感を覚えました。テロ対策というものの、また同じことを繰り返すのか・・・・と。

ペシャワール会 のことをご存知でしょうか?去年の8月26日、この会のメンバーだった伊藤和也さんがアフガニスタンで殺されたことが大きく報道されました。

ペ シャワール会はアフガニスタンで26年間支援を続けるNGOです。医師の中村哲さんを中心に医療援助活動からスタートし、各地に井戸を掘り、農業指導へと 地道に活動の幅を広げてきた団体です。この会の活動方針の転換は「飢えや渇きは薬では治せない」と痛感したからだといいます。

全長24キロの用水路を6年がかりで完成させ、乾ききった大地に麦が育つまでになっています。現地の人たちとこころを合わせて、人海戦術で掘り進んだ用水路。文字通りの「いのちの水」が流れます。

現在もアフガニスタンの治安は「最悪」と言われる状態です。去年の伊藤さんの殺害事件をこころから悔しがったのは多くの現地の人たちでした。過激派によって、自分たちのためにいのちの危険を顧(かえり)みずに活動していた人が殺されてしまったのですから。

中村医師も「村人に守られて指導を続ける」状態だそうです。どんな時にも緊張を強いられる状況です。

「もしも人々の足もとに埋められたのが地雷ではなく小麦の種であったらな、数百万のアフガン人が死と難民への道を辿(たど)らずにすんだでしょう」 アフガンを舞台に映画を撮ったイラン人監督、モフセン・マフィマウバフ氏のことばです。

力ずくでテロを押さえ込むのが、全く意味がないことを世界は学んだはずなのに・・・現地の人にとっての本当の「アフガン復興」が何であるか、各国はそれを真剣に考えるべき時がきているようです。

今朝の朝日新聞に、JICA理事長理事長の緒方貞子(おがたさだこ)さんへの「アフガン再建」に関するインタビュー記事がありました。その最後に「自分の国が、一番得意な面で支援する」ことの大切さが書かれてありました。

ペシャワール会の長年の活動の継続、そのための支援。私たち一人一人も「自分のできること」を考えたいものです。

2009年8月27日木曜日

選挙のことば

京都の北の端にあるわが家の近くにも、選挙カーが時々やってきます。その声を聞いて吠えているのがChuckです。物音に敏感に反応する彼にとって、選挙カーからの声も「怪しい音」の一つなのでしょう、きっと。

選挙演説は聞きたくありません。どの党のどの候補者でも、党の代表者も、競争相手の悪口を言わないことがないからです。自分の主張を伝えたいというよりも、まず相手(他の党)を非難することから始まるようです。

選挙も激しい攻防戦である以上、「勝ってなんぼ」。つまり当選しないと意味がありません。でも、連日、テレビでラジオで、新聞で、そして選挙カーで、イライラするようなことばは聞きたくも見たくもありません。

朝日新聞に投稿された川柳です。
  「テレビ消し 嘘偽(うそいつわ)りを遮断(しゃだん)する」


日本の将来ビジョンをしっかり語る政治家はいないのでしょうか?方向がはっきりしない船出をしようとしているのではないのでしょうか?

政治に無関心というのではないけれど、政治家のことばの中身だけでなく、話し方の異様さにも馴染めない私なのです。どうして「普通の」感覚で「普通に」話せないのでしょうか。それではアピールしないのでしょうか。

Chuckのようには「吠えない」私ですが、投票日まであと少し、ちょっと気が重いのです。

2009年8月26日水曜日

ぼーる遊び



テニスボールで遊ぶChuck
猛ダッシュでボールをつかまえに・・・
(ぶれた写真で失礼します)

これだけ走れば散歩はなくても大丈夫
さぼり飼い主の知恵

庭のあちこちに潜(もぐ)り込むので
ブラッシングが大変になりましたが・・・

ちょっと休憩あちぃ

2009年8月25日火曜日

秋めいて・・・

澄んだ青空に誘われてちょっくら宝ヶ池へ



鳥の声がこわいChuck、水辺に寄れず・・・

 比叡山もくっきり

2009年8月24日月曜日

体と会話

今年の甲子園、開幕当初、雨で2日間も同じゲームが順延という珍しいこともありましたが、その後は順調に予定を消化して今日の決勝戦となりました。

勝ち進んだチームにとっては、ベスト8の試合あたりからから、体力の限界への挑戦となるのがこの夏のトーナメント。

新型インフルエンザでメンバーを欠きながらベスト8まで試合を続けた島根の立正大淞南(りっしょうだいしょうなん)高校。最後の試合では3人の控えの投手の欠場で、文字通り一人でマウンドを守ることになった崎田聖羅(さきだみら)投手。

「疲労はすごくあった。でも僕しかいない。何球でも投げるつもりだった。」と試合後に語っていますが、精神的にも肉体的にも追いつめられた状況は、想像するだけでもこころが痛みます。

野 球の経験を通して、大きく成長するのが高校生。でも、もし体に致命的なダメージが生じるとすれば、見逃すことはできません。ピッチャーの体力保持を考え て、数年前から準々決勝が2試合づつになったとはいえ、同じ日のベスト8の試合で、花巻東高校のエース、菊池雄星投手が背中の痛みを感じて降板していま す。昨日の準決勝でも本調子ではなく、打ち込まれてしまいました。

近頃は高校生でも、高気圧カプセルや鍼灸(しんきゅう)などによって疲労回復をはかるようですが、本当に必要なのは、「自分でいつでもできるケア」だとスポーツページのコラムにありました。

肩やヒジが、どこまで曲がるか、ひねれるか。普段と同じになるまで体をほぐし、筋肉の緊張を翌日に残さないことが大切なのだそうです。

自分の体をよく理解して、体と会話ができるかどうか。高校野球の選手だけではありませんね。私たち一人一人が、この会話能力を()高めないと・・・

2009年8月23日日曜日

コミュニケーション能力

一週間ぶりに大阪へ。COMLの講習会に出かけました。講座6のタイトルは「コミュニケーション能力を高める」です。(8月12日「大阪で勉強中」

前回までの講座とは違って、平日コース、夜間コース、週末コース、夏期集中コース、それぞれのコースの約半分のメンバー、40人近くが午前の部に集まりました。ほぼ初対面の人同士、最初の伝言ゲームで参加者たちの肩の力が抜けました。

2人1組でそれぞれに3分間スピーチをして、お互いの話し方をチェックしたあと、同じパートナーと交互に短い1分スピーチをします。今度は聞く側に「どんな態度で聞くか」の指示が出ます。「不機嫌に聞く」「目を合わさないで聞く」「相づちを打って聞く」など、スピーチする側にはわからないように、封印された小さな紙を開けます。毎回のスピーチのあとに、それぞれの聞き方(聞かれ方)で、どんな風に感じたかを話し合っていきます。

次は質問練習です。一人が写真を見ます。パートナーは質問を繰り返してどんな写真だったかをイメージしていきます。見事に写真の細部まで表現できたチームあり、全くイメージがわかなかったチームあり。質問の方法で大きな差が出ることを知りました。

最後はロールプレーです。この講座は「医療ボランティア」の養成講座ですから、患者・医療者の役を与えられ、前もって読んだ「シナリオ」に沿って、7分間の診察(相談)場面を再現します。みなさんの役になりきった演技は素人とは思えないほど・・・

その後、第三者の立場でそのロールプレーを観察した一人交えて感想を話し合います。ロールプレイの中で、どんな感情の変化があったのかをお互いに話します。膝の痛みを訴える患者役をした私。古傷の右膝をさわっていたら、痛みを感じてきたのは不思議でした。

気がつくと、終了予定時刻の1時を回っていました。

人と人のこころをつなぐコミュニケーション。医療現場だけでなく、日常のどんな場面でも必要な能力。でも、その大切さを感じないままにことばを発していることがいかに多いことか。日々の会話を意識的に鍛えておくことの大切さ、それを改めて教えてもらった講座でした。

2009年8月22日土曜日

しもつけそう



伊吹山の下野草(しもつけそう)は7月下旬から8月中旬が満開とか
もう少し早く行けば、全山ピンクだったのでしょうね

わが家の庭にある京鹿子 (きょうがのこ)も「しもつけそう」の仲間
大好きな花です

2009年8月21日金曜日

お花畑

伊吹山のお花畑に行ってきました

久しぶりに名神を走って関ヶ原まで
伊吹山ドライブウェイは全長17キロ

少々薄曇りでしたが風はひんやり
夏休みのウィークデイ
家族連れや観光客でお山は一杯

岩がゴロゴロしたお花畑の散策道
サンダル姿で山道を登る人も・・・???

ピンクの下野草 (しもつけそう)の盛りが終わっていたのが残念
猛毒の鳥兜(とりかぶと)が咲き出していました

花を愛(め)でるか、写真を撮るか・・・
おいしい空気を満喫(まんきつ)したお山の時間でした

2009年8月20日木曜日

小さなコスモス


庭に放り出してあった植木鉢に
どこからかやってきたコスモス

秋の前ぶれ
小さなメッセンジャー

2009年8月19日水曜日

ワンランクアップのことば

去年の4月からNHKラジオ朝5時からの「ラジオあさいちばん」を隔週で担当する濱中博久(はまなかひろひさ)アナウンサー、話ことばがとても丁寧(ていねい)です。

ラジオから聞こえる普通の言葉に比べると「ワンランクアップ」のような気がします。

 ・ご意見をファックスで頂戴いたしました

 ・「からし豆腐」の話題が広がっております

 ・「やさい」のお話しでございました

 ・「時の話題」に参りましょう

 そしておしまいのことばは、「ごきげんよう」


気楽な話しことばもいいのですが、普段の生活で忘れかけているような丁寧なことば。私の耳に心地よく響きます。

2009年8月18日火曜日

ポーランド

今年は日本とポーランドの国交樹立90周年だそうです。二つの国にとっての「共通の脅威」だったロシア。日露戦争で小国日本が帝政ロシアを破ったことは、 ロシアに分割支配されていたポーランドで、日本への称賛と親近感が生まれ、それが両国の長年の良好な関係の基礎になったとのこと。

私にとって「ポーランド」という国の名前は父の思い出とつながる懐かしい響きがあります。

病弱だった父でしたが、健康状態が安定している時、仕事でヨーロッパに行ったことがあります。1960年代半ばだったと思います。ですが、最初の訪問地、ポーランドで体調を崩して入院してしまったのです。

日 本大使館にお世話になった入院だったそうです。当時のポーランドで英語が話せるお医者さまはたった一人。会話に苦労する日々を過ごしていた父のところに、 ワルシャワ大学で日本文化を研究していたメラノビッッチ氏が来てくださり、達者な日本語で、父の入院生活を助けてくださったそうです。

入院は3ヶ月近くになりました。帰国した父は、「僕はじゃがいもが好きだから生きていけたけれどね・・・」と言っていたのを覚えています。まだ豊かではなかったポーランドでの入院生活が想像できることばです。

その後、メラノビッチ氏が日本に研究のためにこられた時、家族揃って彼をあちこち案内しました。浄瑠璃寺も一緒に行きました。私がまだ小学生だった頃です。「メラさん」の穏やかな口調を今も思い出します。

その後、メラノビッチ氏は、ワルシャワ大学の教授として活躍されています。経済的にも大きく発展したポーランド。ヨーロッパのこの遠い国は、私にとってはとても近い国なのです。

2009年8月17日月曜日

「犬」文字


読売のウェブ版でライトで点、「犬」文字焼きの写真が目に入った時、京都の大文字で誰かがやったのかしら・・・と思いました。

記事を読むと、今公開中の映画HACHIの主人公、忠犬ハチ公のふるさとでのこと。今年は記念に「犬」文字を作ったのだそうです。

以前、京都の大文字でも、「犬文字作り」を企てた人がいたようですが、本物は相当な大きさですから、「点」と言えども、結構大きな光が必要です。場所選びも含めて失敗したとか、計画倒れだったとか、詳細は覚えていませんが・・・

この記事には“「犬」文字焼き”とありますね。京都の大文字の送り火を「大文字焼き」と放送してしかられた放送関係者がいたそうですが、お好み焼きではあるまいし、大文字はちゃんと「送り火」でないといけません。そうでないとご先祖さま、安心してあちらに戻っていただけませんから・・・

雨の心配もない、穏やかな昨日の大文字。今年も大切な行事が終わりました。
庭のけやきでは昨日からツクツクボーシが鳴き出しました。

あちい・・・

始めての本格的な夏を過ごすChuck
トイレの中が涼しいようで・・・
ちゃんと掃除はしていますけれどね・・・

扇風機の風で耳もパタパタ



2009年8月16日日曜日

中之島界隈

大阪に通った5日間の講習終了
お盆休みで静かな中之島界隈(かいわい)
行き帰りにスナップを少々

3日間同じ場所でスケッチの男性
ほぼ完成のきれいな水彩画を横目でチラリ
振り返って、ちょっと失礼・・・


中之島の風景


毎日渡った「鉾流橋」(ほこながしばし)の「顔」
天神祭の鉾流しの神事にちなんだ名前とか


立派サボテンの大きな花
レストランの店先に

2009年8月15日土曜日

なぜここに?

ぼくはなぜいすのうえにいるのだろうか・・・
これからどうすべきなのだろうか・・・




たちあがってみても、やっぱりこわい!
ねぇ・・・どうにかしてよ!!
Chuck

2009年8月14日金曜日

雨のあとに




夜から降っていた雨が
まだちょっぴり残っていた朝

お隣のアパートにあるさるすべりの花が
わが家のガレージの前にまで
飛んできてくれました

2009年8月13日木曜日

動体視力

「かあちゃんの運転、このごろちょっとこわい」と息子が少しおどけながら運転している私に言ったのは、もう10年ぐらい前のこと。彼の感覚で、ブレーキを踏むかな、と思うタイミングが少しだけ遅くなっていると言うのです。私自身は全く気がつかないことでした。

10年前の私は、まだまだ「もみじマーク」とは縁遠い年齢でしたが、若い感覚からはずれてきていたのは事実のようでした。

動体視力も年齢とともに落ちていく能力の一つ。一瞬のうちに判断をしなくてはならない運転には特に大切な能力。JAFの雑誌に「運転向きの目になれる“動体視力トレーニング”」という記事がありました。

手を前に突き出し、首を動かさずに左右の親指の先を交互に見る。手を上下、左右、前後、あちこちに動かして、色んな目の動きをする。眼球だけを動かしてカレンダーの日付を一日ごとや曜日ごとに素早く見るのもいいとか。

先日のスポーツ面に、プロの野球選手の場合、この動体視力の衰えが一番バッティングに影響がでるとありました。イチローの動体視力の良さには定評がありますが、30歳代後半になると、その衰えが目立ってくる選手も出て来るようです。

加齢とともに、以前より能力が落ちるのは仕方ないこと。でもトレーニングで鍛えられるなら、こころがけておきたいものです。自分の能力を過信することなく、でもあきらめることなく・・・さじ加減を上手にしながら楽しく年齢を重ねていきたいと思います。

2009年8月12日水曜日

大阪で勉強中

今年で活動開始20年目となるNPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)。医療はお医者さまにお任せという考え方が主流だった時代から、「かしこい患者になりましょう」というキャッチフレーズのもと、素人の視点を大切にしながら医療に対しての新しい考え方を提案しているグループです。

最 初にCOMLのオフィスを訪問したのは、もう15年以上も前のこと。ニューズレターに英語の翻訳記事を掲載させてもらったり、活動のあれこれに参加した り、楽しいご縁が続いていました。ここ5,6年はちょっと足が遠のいていたのですが、「医療で活躍するボランティア養成講座」の開催を知って、早々に申し 込んでいました。(今回の仕事のオファーよりはずぅ・・・・と前のことでした。)

8月11日から15日まで5日連続の講座がスタートしました。岩倉のわが家から大阪西天満のCOMLまでは1時間半ではちょっと無理かな・・・初めて京阪の中之島線に乗ってきました。まだ「新品」のにおいのする「なにわ橋駅」。構内に全く広告がなく、すっきりしています。

久しぶりに懐かしいCOMLスタッフに会って、久しぶりにしっかり勉強して、新しい経験もした一日でした。




中之島公会堂


2009年8月11日火曜日

バジルの根





バジルの鉢植えが倒れて折れた枝
水に挿(さ)しておいたらこの通り
まだ1週間とちょっとです
小さな芽も出かけています

今年は虫にも負けず大きくなったバジルの鉢植え
トマトとバジル、絶妙の相性を堪能中


2009年8月10日月曜日

あのね #2

朝日新聞「あのね」のコーナー夏休み特集から・・・


7歳の姉からクイズを出された。
「おうちは英語で何て言う?」
「・・・・イエーイ?」 (5歳)


「人体の図鑑」を見て、「ママ、“おやじ知らず”って女にも生えるの?」 (6歳)


妊娠4ヶ月のママが腰廻し体操をしていたのを見て、「赤ちゃん、目回すで~」 (5歳)


たんぼ道を散歩中、羽を広げ舞い降りてくるシラサギをみて「ばば、シラサギ、車輪だす?」 (4歳)


アイスクリームは1日1個と決めているが、おじいちゃんに2個目を買ってもらった。怒るママに「でも、アイスを食べるとやさしい気持ちになれるんだよ!」 (4歳)


小学生になり、夏休みも毎日、学童保育に通っている。金曜の夜、「お母さん、明日の朝はぐったり寝てていい?」 (6歳)

2009年8月9日日曜日

最後の・・・

先週は母にとって「最後の・・」が続きました。

最後の入浴サービス
最後の看護師さん訪問
最後のデイケア

急なお話で、私が9月から仕事をさせていただくことになりました。母が以前からお世話になっている病院付属の有料老人ホームのマネージャーのお仕事です。

母は、以前と同じように、病院で預かっていただくことになりました。つまり、私の在宅介護が急に終わることになったのです。

8月は当初から3週間、ショートステイで母を預かっていただくお願いをしていました。今日から3週間の予定でした。9月からはいつもの在宅介護が再開のはずだったのですが、大きな変更で、在宅で受けていたサービスが全て先週で終了となりました。

2年間、ほぼ毎週木曜日に母を入浴させてくださったヘルパーさん。いつもにこやかで、母の気持ちを盛り上げてくださいました。「頭は洗わない」「もういい・・」などという母を上手になだめて、きれいにしてくださいました。

訪問看護師さんは2代目の方。気楽に母の相手をしてくださり、色々なアドバイスをいただきました。Chuckとも大の仲良しでした。

デ イケアは週に2回、火曜日と土曜日。大雨が降れば、ドタキャンをしたり、こちらの勝手なペースをいつも気持ちよく受け入れてくださいました。定員10人の こぢんまりしたデイケアで、在宅では決して味わえない体験が続きました。最近は「元バレーボール選手」の母がボール遊びを毎回楽しんできました。身体も頭 もフル回転していた母でした。

みなさんに支えていただいた在宅介護の2年と少し。娘の介護は決して「天使の介護」とはいきません。感情の ぶつかり合いがしょっちゅう起こります。この在宅介護で生活のリズムが作れたのは、色んな介護サービスのお陰です。もし私一人が全てをやっていた ら・・・・とても2年は持ちませんでした。

ただただみなさんに「ありがとうございます」の気持ちで一杯です。

新しい仕事も、この2年間の経験があればこそ、与えられたものだと思います。この2年間の色んな出会いをこれからも大切にしていきたいと思っています。全てが私の大切な宝物です。

2009年8月8日土曜日

庭のクモ


猛暑の中、コツコツと作り上げたクモの巣が庭のあちこちに

通り道にあると「ごめんね」と言いつつ毎朝通り過ぎています

今年はこんな立派なクモも登場

2009年8月7日金曜日

医学の進歩

昔、医学が進歩したら、病気はなくなると人々は信じていたはず。でも現実には病気は減るどころか、何かしら病気を抱える人が一杯。

確かに、感染性の病気は、抗生物質の開発で減ってきているとは言うものの、HIV感染など、形の違う病気が現れてきたのも事実。

現 代の西洋医学は、精度の高い検査機器で、からだのあれこれを診断するから、ほんの少し「標準値」からずれていても、「あなたはXXX症です」という通知が 届く。肉類をほとんど食べない私が健康診断を受けると、いつも「コレステロール値が高い人のために」という食事療法のパンフレットをもらうことに。検査結 果には「体質」は全く考慮されない様子。

作家の五木寛之氏は、病院に行かないことで有名な人。

「確かに調子の悪いところはありますよ。もし病院にいけば、即座にいくつもの病名がつくと思います。でも自分で病院にはいかないと決めているのですから、色んな症状も含めて自分で責任を持つだけです。」

先日の新聞のコラムにあった、小児科医の毛利子来(もうりたねき)氏のコメント。

「健 康診断には有益なことが多いには違いない。けれど、やりすぎたり過信したりすると、かえって病気にされてしまうことも少なくないのではないか。ぼくは、健 康診断はほどほどにしたほうがよい、たとえ根拠のしっかりした健康診断でも、70歳を過ぎたころからは、受けないほうがよいとさえ思っている。何しろ、受 けるたびに、あれこれと“異常”を宣告され、生き方に制限を加えられたのでは、短い老い先が辛くなってしまいそうだからだ。」 

毛利先生は今年80歳。子育ての頃、先生のご本の「ほんわかコメント」に大いに助けられていた私です。

どんなに医学が進歩したとしても、自分の健康は自分が一番わかっている、そうなっていたいと思います。ちょっと不安な時に、相談できる存在があれば、鬼に金棒。そして必要ならば、ちゃんとお医者様の治療を受ける。全て、自分自身で納得していたい、そう思う私です。

2009年8月6日木曜日

夏の庭

ジリジリ照りつける太陽
雑草はとても元気
小さな花がいろどりのアクセント



2009年8月5日水曜日

ワイドショー?

裁判員裁判制度がスタート。最初の裁判について、連日詳細な報道が続いています。NHKテレビでも特別の放送枠や、ニュースの時間に「微(び)に入り細(さい)に渡って」裁判の進行状況を知らせてくれます。

この報道を見て「これはワイドショーだ」と感じる私は不遜なのでしょうか。

確かに新しい制度の最初の裁判として、多くの人の興味を引き、また興味を持つべきことがらではありますが、テレビで「そこまで」詳しく、それも同時進行で知らせる必要があるのでしょうか。

殺人事件です。人が殺され、その犯人への判決を下すという、とても「大変な」裁判なのです。被害者の家族の様子、裁判員の様子(服装も含めて)、検察官や弁護士のことばづかい。「偶然」この制度の最初の裁判になった事件。その詳細が次から次に日本中に紹介されます。

4 日の夕刊にフリージャーナリストの江川紹子(しょうこ)さんの裁判傍聴記が掲載されました。オウム真理教事件などの裁判を長年取材している江川さんのコメ ントには、法廷の内部がカーペット敷きに、傍聴席のいすが紅色系の布張りになって、ぐっときれいになったとあります。モニターが場内のあちこちにおかれた ハイテク化も大きな変化だそうで、今回のこの裁判がいかに特別であるかが理解できます。

検察側、弁護側の冒頭陳述や証拠説明の様子も文章から情景が浮かんできます。江川さんの主観も含めて、文字で表現されていることで十分だと私には思えました。

速報で伝えるべき情報と、しっかりとまとめた形で伝えるべき情報があるように思います。ただただ声高(こわだか)にあおるような番組作りはやめてほしい、そう思います。



PS: 「微に入り細に渡り」が辞書に出てきませんでした。ウェブにこんな比較がありました。

細かいところまで深く入り込んで、という意味であれば、
「微に入り細に入り」

細かいところまで広く、という意味であれば、
「微に入り細に渡り」

細かいところまで気を配り、という意味であれば、
「微に入り細を穿(うが)つ」

2009年8月4日火曜日

89歳の作家デビュー

歴史小説「見残(みのこ)しの塔」の作者、久木綾子(ひさぎあやこ)さん。70歳で山口市の瑠璃光寺の国宝の五重塔と出会い、この塔に関するエピソードの 取材に14年、執筆に4年をかけ、89歳で作家デビュー。

「遅咲きの作家」という表現がありましたが、80歳後半の「遅咲き」の作家は聞いたことがありま せん。

この本を読んだわけでもない私が、新聞の紹介記事に強く引かれた理由は、彼女の生き様です。

1919年(大正8年)生まれの久木さんは女学校卒業後に初めての小説を書いています。戦争中に、松竹大船撮影所で、映画の紹介文などを書く仕事を3年し、その後結婚。

穏やかなご主人が「女性がちゃぶ台で四角張(ば)って書いているの、好きじゃないな」という一言で、「書く」ことを中断。ずっと専業主婦。そして70歳の時に、ご主人が亡くなり、五重塔との出会いとなります。

久木さんを紹介する新聞の記事から「規矩」ということばを知りました。「きく」と読みます。コンパスとものさし、という意味から、考えや行動の基準となるもの、という意味だそうです。

五重塔を建てた職人たちの生き方から彼らの「規矩」を学んだとあります。「彼らは自身の人生においても、自らのコンパスとものさしを使って、持って生まれたものを測り、なすべきことをしながら生きた」

そ して久木さんご自身にとっての「規矩ある生き方」とは、
「私自身も時代や環境に応じて、できることをやってきました。そのささやかな生の積み重ねが、私の 規矩となったのかもしれません。私は小説を書き始めながら一度やめました。でも考えてみると、この年齢になったからこそ五重塔と巡り会えたし、小説に書き 残せたような気がします。“見残しの塔”という小説は、私自身の規矩で選び取る、組み上げてきた、私にとっての「塔」なのかもしれません。」

穏やかな表情の中に、稟(りん)とした生き方を感じさせる久木さんの写真。良き先輩女性に会えたようで、こころがはずんだ私でした。


PS: 今年の3月、NHKラジオ深夜便の「こころの時代」に出演されているようです。お名前を検索すると、あちこちのブログに掲載されていました。

2009年8月3日月曜日

晴れた!

やっと朝から晴れました

Chuckも濡れずに庭で遊べます

今年も庭は雑草畑

あじさいは刈り込んでもらってすっきり

「ふしぐろせんのう」はちょっと色が薄い


夏はね、こんな太陽が出るんだよ、Chuck!

2009年8月2日日曜日

ヘボン式

日本語の音をローマ字で書くとき、「し」を「shi」、「つ」を「tsu」と書くのがヘボン式。小学校時代から知っているこのことば「ヘボン」がHepburnであるのをつい最近知りました。

明 治初期に横浜にやってきた医師兼プロテスタントの伝道師だったヘップバーンさんが、日本語の音声をアルファベットで書くローマ字を開発しました。当時の日 本人が彼の名前を聞いた音そのままでカタカナに書いたのが「ヘボン」。確かに、Hepburnを英語式にアクセントをしっかりつけて発音すると、「へ」 「ば(ぼ)」「ん」と聞こえてきます。

私の祖父がイギリスに初めて行った時、West Kensingtonまでの切符が買えずに苦労した話をしていました。考えたあげく、「上杉謙信」(うえすぎけんしん)と言ったら、「あっさり通じたよ」とのこと。

ヘボン氏がまとめてくれた「ローマ字」、それはそれでとても便利ですが、日常の日本語は音声表記できるカタカナが主流。でも子音のあとに必ず母音を加える「日本語的音声」になったことばのままに発音して「英語が通じない・・・」と苦労している日本人は数知れず。

語学習得に先ず必要なのは「聞く力」。「聞こえる耳」を作ること。

この夏は政治家諸氏のことばの真意を探るためにも、「聴く力」もしっかり鍛えることにしましょう。

2009年8月1日土曜日

プロの写真 #3

小松真一氏撮影 京都丹後市 経ヶ岬


8月になっても梅雨のあけない今年の夏
今日の京都、大雨の注意報・警報が出ています

プロの写真、今回は8月の青空です