2011年11月30日水曜日

青空と南天


背の高い南天を見つけました
赤い実が一杯

鳥さんたちの食料になるわが家の南天
もうほとんど実はなくなりました

2011年11月29日火曜日

「原発の真実」

福島の原発事故が起こってから、原発に関しての本が書店にたくさん並んでいます。何を読んだらいいのか、手がかりがない中、鎌田實先生のブログで紹介されていた「原発の真実」を読みました。

著者は京都大学原子炉実験所 助教授の小出裕章(こいでひろあき)氏。鎌田先生が、原発事故に関して、疑問があると電話で質問をしているお相手とのこと。

原子力のプロとして、原子力の恐ろしさを40年も前から警告を発し続けていたという小出先生のことば:

「私はもう40年間も原子力の場にいました。私自身は原子力推進の旗を振ることは決してしませんでしたし、何とかやめさせようとしてきたわけですが、私の力が小さすぎて、原子力を推し進めようという大きな力に対して、何もできないまま事故が起きてしまいました。

私にとっては非常に無念でありますが、原子力という現場にいる一人として、それなりの責任が私にもあると思いますし、福島の方々にも申し訳ないという気持ちをぬぐいきれません。」

「日本人のすべての大人には、原子力をここまで許してきた責任があると思います。それは政府や電力会社が原子力発電は絶対安全だと言い続けてきたわけですし、多くの日本人はだまされてきたわけですが、だまされた人にはだまされた責任があると私は思うのです。

ただ子どもには少なくとも今の原子力発電を許したという責任はありません。放射線に対して大人よりはるかに敏感です。ですから子どもをいかに守るかというシステムをつくらなくていけないと思います」

「2011年3月11日で世界は変わった。元の日常ではなくなった」という先生のことば。原発事故の直接被害者ではないのだから、と現実を甘く見てしまう(見たいと思う)自分を戒(いまし)める一冊でした。

2011年11月28日月曜日

庭の紅白



早咲きの椿 紅白の八重咲き



赤いセンリョウと向こうに白い小菊



鉢植えには紅白のナデシコ

色んな赤と色んな白が揃いました

2011年11月27日日曜日

大きい・・・

こんな大きいスナック初めてもらった
どうしようかな・・・
ちょっと悩んでしまう、ぼく・・・

2011年11月26日土曜日

くちぐせ

本人は気づいていないけれど、他人にはとても気になるのが「くちぐせ」。特に会話の中で繰り返されるくちぐせが耳に残って仕方ない私です。

先日、NHKのビジネス展望のコメンテーターのくちぐせは、「・・・ですね」。普通の文章の最後にこの「ですね」がしょっちゅう登場します。

「こういう状態なのですね」「それは無理なのですね」「大したことはないのですね」

これは決して「疑問文」ではありません。ただ、文末にひっついた「くちぐせ」です。

このくちぐせが気になったもう一人は、あるシンポジウムの司会者でした。しゃべり方がとても気になってきて、お話の内容がわからなくなってしまった私でした。聞き流せばいいものを・・・

本人は気がつかないのが「くちぐせ」。子育て中には、こどものことばの中に自分のくちぐせを発見してびっくりしたこともありましたが、今はその「鏡」がありません。

自分の話すことばをしっかり「聞く」ことが大切ですが、これまた、とても難しい。ついつい話しっぱなし、になってしまいがちです。話す内容だけでなく、しっかり自覚を持ってことばを口にしないといけないな、と気になる「くちぐせ」に遭遇すると思い直す私です。

2011年11月25日金曜日

今年のいちょう

京都工業繊維大学の正門前の「いちょう」
朝の光に輝いています



幼稚園にお出かけでしょうか
いってらっしゃい!


2011年11月24日木曜日

「人格という竜」

「皆さんの中には人格という竜がいます。年をとって経験を積むほど竜は大きく強くなります」

31歳のブータン・ワンチュク国王が福島県相馬市の小学生たちに語ったことばです。

被災地のこどもたちに大きなインパクトを与えた国王ご夫妻の訪問。「握手しました。手を洗いたくないです」と興奮気味に話しているニュースの中の小学生の表情が印象的でした。

ブータンが親日国家になった大きな理由は、ブータンに農業技術を伝えた日本人男性の働きが大きいと聞きます。人と人のつながりが、国家のつながりとなって育っていく。将来もそうありたいものです。

2011年11月23日水曜日

みずたま一杯

みずたまを見つけると、写真に撮りたくなります
公園のベンチの上
一杯みずたまが並んでいました

2011年11月22日火曜日

99% Movement

ニューヨークのウォールストリート近くの公園を占拠していた「99% Movement」のメンバーが、警察に排除されました。9月半ば頃から2ヶ月間の彼らの公園占拠に対して、徐々に近隣住民の非難の声が強まり、当初は黙認していたニューヨークのブルームバーグ市長が排除を決断した、と新聞にありました。

「金持ちは1% われわれは99%」と訴え始めたこの99% Movement. 今後どこへ向かおうとしているのでしょうか?

屋外での公園占拠という実力行使が行き詰まっていたのは事実です。ニューヨーク市の緯度は北緯40°46'。日本では青森とほぼ同じ。11月の半ばを過ぎたニューヨークはもう冬の寒さ。これからの時期、屋外でのキャンプは命にも関わります。99%の声を今後の運動につなげるには、違う「作戦」が必要となります。

はっきりしたリーダーがいないこのMovement。総会では、全員が納得するまで議論をする究極の「直接民主主義」を原則としているので、結論が出るのにとても時間がかかってしまうそうなのです。

世界全体が大きな閉塞感の中にある今、変化の予感はするのですが、さて、どこへ・・・誰もが予想しない「次」が出てくるかもしれません。

どんな変化であっても、一人一人、あわてることなく、ゆっくりやっていくことにしましょう。

2011年11月21日月曜日

まだ赤くない

11月20日、宝ヶ池 赤い色はほとんどなし



真っ赤になるはずの紅葉、こんな色で終わってしまうのでは・・・



やっとみつけた「赤」






歩き出した時はいいお天気
宝ヶ池に到着する頃には、少し時雨(しぐれ)もよう
やっと冬の気配なのでしょうか
北風小僧はまだ来ていませんでしたが・・・

2011年11月20日日曜日

後方支援


岩手県遠野(とおの)市。盛岡市などの内陸都市と三陸海岸の沿岸都市の真ん中に位置する市です。東日本大震災の折、地震の15分後に自衛隊への出動を要請し、いち早く災害対策本部を立ち上げ、大きな運動公園を中心として、沿岸部の支援の拠点を立ち上げたそうです。支援物資の集積地となり、各地からのボランティアもここを拠点として沿岸地域での活動を行っていました。

遠野市は震災以前から、大きな災害に備えての訓練も行い、政府からの情報や援助を受けなくても動ける体制を作り上げていたそうです。地域の市町村の中には、遠野市のそのような動きには懐疑的だったところもあったとか。しかし、独自の計画を進めていたことが、今回、後方支援基地として大きな働きができる要因になりました。

大震災の後、政府の対応の遅さ、動きの悪さが取り上げられていました。今でも、本当に被災地にとって必要な対策ができているのか、どうも心もとないところです。被災地それぞれが個別の事情を抱え、同じような支援では間に合わないのでしょうが、それにしても、「どうなってるの!」と尋ねたくなる情勢です。

今後予想される大きな地震や津波に対して、全国の自治体は、その対策を見直し、計画の練り直しを行っているはずです。特に原発を抱えたり、隣接する地域では、「人ごと」ではない緊迫感があるはずです。

ラジオのコメンテーターは、各市町村に2,3人の危機管理官をおき、非常時には、全国からその人たちが集まって対応するというアイディアを出していました。

それと同時に、これからは、国からの援助を期待せず、近隣での支援ネットワークをしっかり作っておくべきで、地域が自発的に動かなくては、災害後の復興もままならない、とコメントしていました。まさにその通りだと思います。

私たち一人一人の「後方支援」も息長く続けていかなければいけません。

2011年11月19日土曜日

シャコバサボテン

今年も咲いてくれました、わが家のシャコバサボテン
ちっとも手入れをしていなかったのにね
ちょっとお行儀は悪いですが・・・



植物園の温室のシャコバサボテン

「うちの子」の方が立派です
来年になったら、ちゃんと植え替えてあげるからね

2011年11月18日金曜日

スクリーンセーバー

コンピューターが立ち上がっていて、しばらく使っていない時に起動するスクリーンセーバー。みなさんは使っていらっしゃいますか?

以前のディスプレイはブラウン管が中心でしたから、画面が動かなくなった時の「焼き付け」を防止するソフトです。現在の液晶ディスプレイでは、その意味はなくなり、アクセサリー的要素として使われています。

自分で撮影した写真をgoogleのPicasaで管理している私。コンピューターの中にある画像を一括して見ることができるので重宝しています。そして、これがスクリーンセーバーとして利用できることを知りました。

5秒ごとに私が写した写真が画面に登場します。全くの「順不同」ですから、懐かしい写真や、忘れかけていた写真がヒョイッと現れるのです。

手軽にアルバムをめくっているような、そんなスクリーンセーバーになっています。よろしければ、お試しください。

2011年11月17日木曜日

秋の朝

ニセアカシアの葉っぱがハラハラと散る朝の公園
秋なんだな~




Chuckがダッシュしてきて、Uターン
元気のかたまりが走り回っています


2011年11月16日水曜日

ダリア


ダリアが欲しくて買いました
秋の美山からやってきたお花です

いつものように新聞紙の中から
色んな花が出てきました
秋の色で玄関が華やかになりました

2011年11月15日火曜日

自助

「自助努力が足りない・・・」

このことば、ある時期、失業して次の仕事が見つからない人などにかけられていたように思います。何か失敗をした人にも、努力不足を指摘して、「自助努力だよ・・・」という風にも。

努力とは、自分でがんばることですが、では「自助」とは一体何なのでしょうか。何であっても、自分一人で必死になることなのでしょうか?

「助けられ上手」という小さなコラムを読んでホッとしました。

東京江東区での「支え合いマップ」づくりが進行しているという記事でした。地域のお年寄りや障害のある人たち自身から「助けて」と声をあげてもらい、その人たちを支えてくれそうな「世話焼きさん」とつなぐ取り組みだそうです。

この記事の中では「自助とは、助けてくれる人をみつけること」とありました。「家族のことは言わない」「家に他人が入ってくるのはいやだ」など、まだまだ閉鎖的な状況で生活している人はいっぱいです。たとえ、生活そのものが不自由になっても、どうにか「自助努力」を続けようとする人たちです。

ですが、「助けてほしい」という意志表示をし、「了解、なにをしましょう?」という人がいるならば、きっと、生活の質は大きく変化するはずです。

頼まれなくても行動する世話焼きさんは少ないが、「頼まれれば、他人を助けたい」と考える人は多い。その力を引き出すには「困った、助けて」と上手に頼めることこそ必要なのだ、とコラムにありました。

介護保険などの公的なサポートシステムだけでなく、地域に根ざした、新しい形の「おせっかいなお隣さん」たちが増えればいいですね。

2011年11月14日月曜日

塗り壁体験

京都府主催の「ものづくりフェア」です。会場には、各種の専門職の組合がブースを出しています。建築組合、つまり工務店の組合は、「工作キット」を格安料金で提供して、参加者が、いすやブックスタンドなどを、その場で作ります。

友禅の型染め体験や、陶器の絵付け体験、座布団作りなどもあります。会場は子供たちも一杯で、あれこれ珍しい「体験」をしていました。




私が挑戦したの「塗り壁体験」です

「こて」を使って、塗る作業は思った以上に大変
厚さをそろえて一面を塗るなんてとんでもないこと

「僕はまだ新人です」と言いながら
私をコーチしてくれた人の手さばきに見とれていました

プロの技のすごさ、奥深さをちょっぴり体験

2011年11月13日日曜日

比叡山

私の「比叡山撮影定点ポイント」
多分、これが最後になりそうです

大きな区画にアパート建設が始まるので
目下、土地整備中
残念なんですけれどね


わが家のご近所は今も建設ラッシュ
比叡山は電柱や電線越しに

2011年11月12日土曜日

きばなコスモス

黄色とオレンジの「きばなコスモス」
京都府立植物園でいっぱい咲いていました








普通のコスモスとはちょっと雰囲気が違うけれど
「きばなコスモス」も好きです

2011年11月11日金曜日

ガンジーとTPP

今朝のNHKラジオ、ビジネス展望のタイトルです。コメンテーターはけやき便り: アンチ断捨離で紹介した森永卓郎さん。昨日、野田総理大臣が表明を一日延ばしたTPP参加表明についてのお話でした。

・ TPPに参加することは、日本にとって、経済的メリットはほとんどない。
・ むしろ円高対策を強力に推し進めるべきである。
・ 農業に甚大な影響が出て、自給率が大きく落ち込むことは明らか。
・ 加盟するアジア諸国との関係促進ではなく、アメリカとの提携のため。
・ 経済連携というより、日本の安全保障を考えて、アメリカとの外交関係強化をはかるものである。

意見が真っ二つに割れているTPP参加問題。日本の将来に大きく関わる決定となるはずです。

「ところで、今日のお話のタイトルは“ガンジーとTPP”ですが」とアナウンサーが話を向けました。

森永さんの解説です。

ガンジーが民衆に説いたのは、「どこで誰を助けるのかを考えよう」ということ。まず身近な人を助けようと訴えたというのです。地元の人が作ったものを食べて、地元の生活を支える、つまり地産地消を奨励したのです。

経済効率は上がらないかもしれません。現在、日本をはじめとして、世界の基準となる考え方は、いかに効率良く利益をあげるかというもの。それに逆行するのです。

でも、弱肉強食の世界をやめて、もっと生きやすい、暖かい世界を目指すのはいかがですか。森永さんはそのように伝えたかったのではないかな、と思った朝でした。

何が正しくて何が間違っているのか。判断に迷うことが続出します。こんな時だからこそ、自分らしい感覚で、しっかり考えていかなければ、と思います。

2011年11月10日木曜日

ノルディックウォーキング

スキーのストックに似た専用のポールを両手に持って歩くフィンランド生まれのスポーツが「ノルディックウォーキング」。先日ポールを手に入れました。

「前足」を使って歩いている、そんな感じです。自分の足が軽くなったようです。ウォーキングよりも、上半身を使うので、運動効果が高いそうです。(ちょっと楽しみです・・・)

単に健康にいいというだけでなく、お年寄りのリハビリにも応用されているのがノルディックウォーキング。膝や腰への負担が少なくなり、姿勢が良くなるので、目の高さが上がります。手足にしびれがあった90歳の男性が週一回続けたら、以前は300歩しか歩けなかったのに、2000歩まで歩けるようになった事例もあるとか。

「杖ではなく、2本のポールを使うことで“若い人のスポーツが自分にもできるんだ”と自信につながり、気持ちも前向きに、どんどん元気になっていく」というコメントがありました。

「若い人のスポーツ」というところがいいですね。そういえば、母はどうしても杖をついてくれませんでした。「年寄りくさい」って。立派な「年寄り」だったのですけれど・・・

2011年11月9日水曜日

おいもの家族

初めて見ました、おいもの家族
真ん中の「おやいも」に見事にひっついたこどもたち
にぎやかな家族です

2011年11月8日火曜日

壁新聞

今年の4月、アメリカの息子のところに滞在していた時、東日本大震災後、石巻日日(いしのまきひび)新聞が3月12日から17日まで発行した「壁新聞」のことを知りました。ワシントンにある「Newseum」がその壁新聞を入手して展示する、それが報道されていたのです。NewsのMuseumですから「Newseum」。新聞の全てを収集する美術館です。

Newseum | Handwritten Newspapers From Ravaged Japan at Newseum

(このページの動画にも壁新聞が出てきます。ページの左下にも壁新聞や石巻の情報があります。)

9月25日、石巻日日新聞は国際新聞社協会の特別賞を受賞しました。ペンと紙だけで、情報を提供し続けたのは、新聞社の仕事の原点であるという評価を受けたのです。

壁新聞出した石巻日日新聞に特別賞 国際新聞編集者協会

ラジオに出演していた、石巻日日新聞の記者のコメントです。
・地震と津波に襲われ、新聞を発行出来なくなったとき、ここであきらめてはいけない、と思った。
・地方紙としての自分たちの仕事は地域の人たちへの情報提供であり、その仕事を続けただけ。
・情報を提供するには、平常時でも非常時でも、送る側と受け取る側に信頼関係がなければならない。
・新聞社の創設者のことば、「地域の回覧板たれ」を守っただけ。
・本当の意味での復興につなげるために、住んでいる人の声を反映するのが今後の課題。

自分自身も被災した記者たちが、不眠不休で情報を集めて作った壁新聞。避難所に張り出すと、人だかりができたそうです。壁新聞には「正確な情報で行動を!」と赤い字で書かれています。その正確な情報を求めて文字通り走り回った記者たちだったと思います。

2011年11月7日月曜日

秋明菊

「秋明菊」(しゅうめいぎく)
別名「貴船菊」

今年はたくさん咲いてくれました

2011年11月6日日曜日

合格!

土曜日の朝、台所の電話の留守電がピコピコ点滅していました。子機を二階に持っていってなかったのです。娘が「電話して・・・」と吹き込んでいました。

娘がアメリカ、メリーランド州の司法試験に合格しました。11月4日午後4時半、インターネット上で発表だったそうです。ワシントンの仕事場を4時半に出 て、ボルチモアまで電車で帰宅。電車のトラブルで帰宅時間がいつもより長くかかって、やっとアパートに戻って見たインターネットの画面に、彼女の受験番号 があったそうです。

発表の時間はアクセスが集中するから、わざと時間をずらして自分のアパートで結果をチェックしようとした彼女。とっても長い時間「ドキドキ」が続いたと か。「これでやっとほっとできた」と言っていました。5月のロースクール卒業後、7月末まで、最後の猛勉強をして司法試験を受験。発表まで3ヶ月以上も待っていた のです。

昨年の合格率が85%。今年は75%。もし合格できなかったら、来年も同じ勉強をするのかと思うと、とても気が重くなっていたようです。遠く離れていて、 電話やメールで様子を聞いているだけでも、その猛勉強ぶりが伝わってきていましたから、今回の合格で、どれだけ娘がホッとしたかよくわかります。

自分の目的を達成できた幸せな娘です。自身の努力の結果ですが、すてきな人たちや環境に恵まれました。これからどんな風に、今までの勉強や経験を活かしていくのか、遠くから楽しみに見ていることにします。

2011年11月5日土曜日

ほめ達検定

上手にほめて相手の意欲や能力を引き出す「ほめる達人」(ほめ達)の検定試験があると新聞で読みました。大阪発のこの検定試験、今までに全国で75回試験を行い、受験者の数は3000人になっているのだそうです。


ほめ達検定の過去の出題例:

・自分が言われてうれしいほめ言葉を30個書き出してください

・「気が弱い」「空気を読めない」といった一般的な短所を長所に言い換えてください

・上司や部下、家族のすばらしい点を書き出してください

・人生とは?仕事とは? 元気と勇気を与える表現で伝え手ください


人や物事の「いいところ」を一生懸命探していかないと、なかなかこの検定には合格できそうにありませんね。でも「いいこと探し」をしていれば、きっとこころが明るくなって毎日が楽しく過ごせるはず。

「日本ほめる達人協会」も設立されているそうです。

日本中、世界中、みんながお互いにほめ合うことができれば、平和な社会がやってくることでしょうね。まず、身近なところからほめてみましょう、ご一緒に。

2011年11月4日金曜日

2011年11月3日木曜日

「今日もていねいに。」

「今日もていねいに。」というタイトルにひかれて買いました。副題は「暮らしのなかの工夫と発見ノート」。「暮しの手帖」の編集長、松浦弥太郎さんの本です。

「暮しの手帖」は、広告を一切掲載しない雑誌として、戦後すぐ1948年に創刊され、電気製品や日用品の厳しい商品テストが日本の物作りに大きな影響を与えたことでも有名な雑誌です。初代の名物編集長、花森安治氏のこだわりの雑誌作りが続いていた「暮しの手帖」の編集長に、2007年、就任したのが松浦弥太郎さんです。

慌ただしく過ごす日常で、ふっと深呼吸をして、自分を取り戻す、そんな時間の大切さなどを、穏やかな文章で、話しかけるように書かれてある本です。「ついつい」とか「何となく」とか、自分の行動に言い訳をしてしまいがちな私たち。ちょっと立ち止まってみようよ、という提案でもあります。

目次には、「おはようの効用」「ここちよいリズム」「優雅な箸づかい」「うれしさのお裾分け」「読書という旅」というようなサブタイトルが並びます。それぞれが2~3ページの短いエッセイになっていて、最後に「こんなことをしてみてはいかがですか」という生活のヒントが書かれています。

「今日もていねに。」
「。」のついたタイトルになぜかひかれる私です。

2011年11月2日水曜日

秋のたんぽぽ

落ち葉の中で咲くたんぽぽ
日中が暖かい今年
公園のあちこちで見かけます






たんぽぽは花が終わって、綿毛をつけてから
首が長く伸びる、ってご存じでしたか?
遠くへ種を飛ばすために

自然っておもしろいですね

2011年11月1日火曜日

柳田邦男氏

ノンフィクション作家柳田邦男氏の本は、今までどれだけ読んだことでしょうか。フィクションよりもノンフィクションが好きな私は、柳田氏の守備範囲の広い作品はいつも興味がありました。

私が今まで「けやき便り」で引用した柳田氏の文章も、「介護」「安全」「絵本」と多岐にわたります。ご本人に関して、書きたいことは一杯たまっているのですが、かえってまとまらない状態でした。

多くの分野で、膨大な資料を調べ、それをまとめたノンフィクションを書き続けた柳田氏の温かいまなざしに、いつも教えられていた私です。科学的な考察の中にも、シンクロニシティ(共時性・意味のある偶然)を感じ、こころの内部に深く想いをはせる姿が好きなのです。

事故や災害を記述する時にも、被害者への思いやりを感じます。柳田氏のことばにある「2.5人称」の立場です。当事者や家族としての1人称や2人称。第三者としての3人称。その中間にあるのが「2.5人称」です。客観と主観のバランスが取れた立ち位置です。

先日読み終わった「言葉の力 生きる力」の最後の文章、これが柳田氏の神髄だと思いました。

「私の心には自分の境遇を幸福か不幸かという次元で色分けする概念も意識もない。あるのは、内面の成熟か未熟かという意識だ。そして、内面において様々な未成熟な部分があっても、あせることなく、人生の終点に到達する頃に、少しでも成熟度を増していればよしとしよう」



2010年4月29日 けやき便り: 介護の中で・・・

2010年1月25日 けやき便り: 安全の層

2009年6月6日 けやき便り: 絵本の政治学