2011年5月14日土曜日

アラスカ経由

「翼よ、あれがアラスカだ・・・」とは言いませんでしたが、昨日のシアトルからの帰国便はアラスカ・アンカレッジに「臨時着陸」しました。

離陸後1時間ほどたって、団体客の一人、年配の日本人女性がトイレの前で倒れてしまったのです。「医療関係者の方はいらっしゃいませんか?」というアナウンスがありましたが、お医者さまや看護師さんは搭乗していなかったようです。

女性に意識はありましたが、パイロットはアンカレッジ着陸を選択したようです。4時間ほど飛んだところでした。大阪までの燃料を積んでいましたから、ある程度「捨てる」作業で機体を軽くします。翼のところから噴射しています。(写真で後方に吹き出しているのが燃料です。)アンカレッジの滑走路が短かったので、ブレーキに負担が大きく、その熱をさますのに時間がかかります・・・というようなアナウンスも着陸後ありました。世界のあちこち飛行機で飛び回ってきましたが、今回の臨時着陸は初めての経験でした。



5月のアラスカの風景、まだまだ緑はありませんでした。




ランディングすると、近くに大きな煙が・・・これは消防局による訓練でした。
                                 
 
アンカレッジという表示の出た飛行地図

関空到着は予定より2時間半遅れ。搭乗者にはそれぞれに50ドルのクーポン券が配られました。一人の急病による影響の大きさに改めてびっくりしました。女性はアンカレッジの病院に運ばれたようです。

Economy Comfortという、前後が少し広いシートの一番前の窓際に座れた私。予定より長いフライトでしたが、今回のスタンバイフライトも無事に終了しました。

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