2010年1月19日火曜日

新型インフルエンザ: 情報操作

昨日、18日から京都府では全ての年代の人に新型インフルエンザワクチン接種が可能になりました。去年は、医療関係者だけ、特定の疾患のある人だけ、と接種できる人の制限枠がとても厳しく、それも全ての接種内容の報告義務が課せられていました。

このところは患者数も劇的に増加することもなく、冬のインフルエンザとそれほど差のない感じになっています。マスクがない、ワクチンが手に入らないといった去年のあのパニックは一体なんだったのでしょうか?

6月には、「2つ以上の地域の国々で大規模な感染」を意味する「パンデミック(世界的感染症)」(6段階の危険度の最高位の「6」)がWHOから発表され、世界中でインフルエンザでの死者が猛烈に増えるはず・・・とみんなが思ったものでした。

2009年4月19日に紹介した田中宇さんの国際ニュース解説です。(日付は2010年1月12日)インフルエンザ騒動の誇張疑惑

製薬会社の情報操作によって、WHOが誇張した発表をしてしまったという内容です。

「昨 年末112月31日、欧州議会(EUの議会)の保健衛生委員会(Health Committee)は、昨年夏から豚インフルエンザが流行した際、欧米の 製薬会社が、ワクチンや関連医薬品の売り上げを伸ばすため、国連のWHO(世界保健機構)や国際医学界などに影響力を行使し、インフルエンザに対する危機 感を世界的に扇動した疑いがあるとして、調査を開始することを全会一致で決議した。」

今回の新型インフルエンザだけでなく、情報操作が行われる現代社会をするどく指摘する解説は、いつもながら、独自の視点からズバリと本題に切り込んでいます。

毎週1,2回メールで届く田中さんのニュース解説は、内容が多岐(たき)に渡り、しっかり読み込むのが大変なほどです。時間がなくてとばし読みをすると、わからないことも度々(たびたび)です。それだけ内容の濃い解説なのです。

新聞・テレビ・ラジオ・インターネット。情報が飛び交う時代に、ある情報を鵜呑み(うのみ)にするのではなく、色々な視点を学ぶことがいかに大切か、改めて感じました。

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