2010年1月24日日曜日
西本智実
「ブラボー!!」
思わず叫んでいました。チャイコフスキー交響曲第4番の最後の音の余韻が漂う中、生まれて初めてのブラボーでした。
昨日の土曜日の午後、京都コンサートホールに出かけました。指揮者西本智実 (にしもとともみ)さん率(ひき)いるラトビア国立交響楽団のコンサートです。
インターネットで手に入れたチケットは「2階R3列8番」。フルオーケストラを違った角度から眺められる席でした。そしてこの選択は大当たり!
西本智実さんの指揮ぶりから、耳に届く音楽がどんな風に作られていくのか、それを目で理解することができました。指の先の小さな動きから、繊細な 音が生まれ、幼い頃、バレエを習っていたという彼女の全身を使った大きな動きからは、雄大な風景が浮かび上がってくるような音が作られていくのです。
宝塚の「男装の麗人」(だんそうのれいじん)にたとえられる西本智実さん。女性用の燕尾服(えんびふく)に身を包んだ167センチの長身は、何ともすてきでした。彼女の指揮ぶりを背中からだけ見るなんて、もったいない!
コンサートは生の音楽を聞くだけでなく、こんな楽しみかたがあったことを実感。総勢60名にもなるフルオーケストラを一つにするその姿に魅了され、ブラボーと叫びたくなるほど感激した私でした。
誕生日を前にして、自分へのプレゼントとして選んだコンサート。こころから満足した午後でした。
PS:京都コンサートホール 座席を見つけました。座席をクリックすると、舞台がどんな風に見えるのか(ステージビュー)が出てきます。大ホール1833席、全てからの写真を見ることができます。
PS2:せっかくの土曜日のコンサートなのに、7割ほどの入りでした。京都ではなかなか一杯にならないのでしょうか。もったいないな・・・
PS3:智さんの小部屋:西本智実さんのブログです。
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