2009年7月12日日曜日

一人で歩けば・・・

「一人で歩けば徘徊(はいかい)。二人なら散歩。みんなで歩けばパトロール」

すてきなことばに出会いました。

三重県桑名市の認知症グループホーム「ひかりの里」の高齢者と保育園児が一緒に町を「パトロール」して、犯罪件数減少に役だっているのだそうです。

「認知症患者の社会活動」という記事の中にあったエピソードです。

「認知症の人に役割を持ってもらうと自信を取り戻せる。病気の特徴でもある“繰り返し”が子どものしつけになったり、当を得ない対応が(かえって)相手の気持ちを和(やわ)らげる」ことになるのだそうです。

認知症を患(わずら)っても、まだ体力のある若年性認知症患者たちが、ボランティアで保育園の掃除をする「仕事」で生き生きしているという例も紹介されていました。「園児や職員からの“ありがとう”が励みになる」のです。

自身は判断力が衰えていても、そして食事やトイレにも介助が必要になっていても、自分が役に立っているという満足感は、病気の進行も遅らせる可能性があるようです。

表面に表れる「症状」で私たちは判断してしまうのですが、それぞれの人が持つ能力・可能性はとても大きいのです。「普通のスピード」ではなくても、ゆっくりすれば、すばらしい能力が発揮できるのかもしれません。

母と一緒にいる時は時計の秒針は三倍ぐらいゆっくり進みます。私の中でそう切り替えることができるようになってから、私自身がとても楽になりました。

早いだけが能力ではありませんものね。

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