2009年5月9日土曜日

新型インフルエンザ

10時間以上のフライトが終わって「やっと」日本に到着。そこでものものしい出で立ち(いでたち)のグループが機内に入ってきて、あれこれ質問をしたり、体温を測ったり・・・北米帰りの方々、本当にご苦労様です。

新型インフルエンザに対する日本の反応は「ちょっと過剰では・・・」とも思うのですが、とにかく国内に「持ち込ませない」という関係者の気持ちはよくわかり ます。海外からの到着便や船舶への機内検疫が実施できるのは、日本のような島国だからこそとラジオの解説者が話していました。

確かに、国境線でお隣の国と接しているところでは、車や列車でも人々は国境を超えてくるのですから、その全てを完全にチェックすることなどは、まず不可能なはず。ア メリカとメキシコの国境線は3000キロ。日本なら北海道から鹿児島まで太平洋岸をなぞる距離とほぼ同じだと聞きました。こんな長い境界線で全てをチェッ クするのはとても無理ですよね。

息子と娘が住んでいるボルチモアでも発症したというニュースを見て、「気をつけてね」と一応母親らしく(?)メールしてみましたが、二人からの反応は何もなし。きっと「へーっ、知らなかった」ということなのだと思います。

アメリカで最初に患者が出て休校になったのはニューヨークの高校。その「お向かい」にある高校で先生をしている日本人女性のレポートがありました。この方がマスクを して登校した日、初めて校長先生が全校生に注意するようにとアナウンスなさったとか。その後、生徒会が、ユニークなマスクをみんなで手作りしようと呼びか け、みんながとても楽しんでいたとおっしゃっていました。

「5月は学年末で行事が目白押し。インフルエンザどころでなく、学校中活気にあふれています」とこの先生のレポートは終了。

自分の体調に気をつけることはもちろん大切ですが、不必要な取り越し苦労や心配は無用なはずです。過剰な報道や風評に惑わされることはなく、一人一人がしっかり現状を認識して行動すること。それに尽きますね。

昨日カナダから帰国した人から「新型インフルエンザ」が発見されたと、今朝からラジオはそればかり。今後の関係者やマスコミの対応はいかに?

普段の生活を乱すことなく、気をつけましょう、お互いに。

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