2009年1月21日水曜日

大きな「We」

ここ2,3日、私の「オバマ旋風」に巻き込まれています。特別列車、宣誓式の準備、前日のコンサートなどなど、CNNのビデオが次々にアップされるのです。TIMEもいつもは読み飛ばしますが、ついつい一生懸命に読んでしまう記事が満載。

今日は5時半起床で、母をチェックしたあと、ず・・・・とひっかかっていました。

オバマ新大統領の就任演説を聞いた時、「We」の響きが私の耳に何度も飛び込んできました。演説原稿でざっと数えてみると61個見つかりました。他に「Our」を含む表現もありますから、「我々」ということばが20分弱の演説で「いっぱい」使われていたことになります。

オバマ新大統領の「We」は、もちろんアメリカを意味しています。困難なこの時期、政府も国民も一緒になって努力しよう。共通の目標へ向かって勇気をもって歩みだそうと話しかけます。そして平和への新しい時代の先達となり、その責任を負っていこうと続けます。

スピーチの内容は、単にアメリカ国内やアメリカ人のためだけのことを話しているわけではなく、国を超えた協調の必要性を説いています。「We」の意味が、この地球に住む全ての人を含んでいると私は感じました。

「自分のことだけ」「自分の家族のことだけ」「自分の会社のことだけ」「自分の政党のことだけ」

こ の「・・・ことだけ」が蔓延(まんえん)する世の中。自分と他者を「We」の気持ちで考えることができれば、視点が変わり、多くの「問題」が解決されるはずです。一人一人が、自分の周りを「We」の気持ちで見つめること、大きな「We」で考えること、そこからスタートできればと思います。

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