2009年1月16日金曜日

不時着事故

朝ラジオのスイッチを入れたら、「乗客の一人はパイロットの操縦は完璧だった、と話した」と流れてきました。そしてすぐに次のニュースに移ってしまったのです。

飛行機の事故?どこ?わからないまま、CNNのウェブをチェックしてみました。

US Airwaysの飛行機がニューヨークのラガーディア空港を飛び立って、鳥の大群にぶつかり、エンジンが二つとも止まり、ハドソン川に不時着した。まずそんな文字情報が目に入りました。

次にこのウェブにあるビデオをチェックすると、CNNのニュースがそのまま流れますから、刻々、色んな情報が入ってきます。最初にアップされたビデオは画像のみで、音声が全くなく、かえって不時着直後の緊張感が伝わるようです。


不時着した現場はハドソン川をたくさんのフェリーが運航している場所で、不時着直後から、数隻のフェリーや沿岸警備隊の船が救助可能だったこと。

不時着をパイロットから告げられた乗客は、最初はパニックになりかけたけれど、大声でみんなを落ち着かせる声が聞こえてからは、冷静に対応したこと。

子ども連れの女性を最初として、女性をまず脱出させて、乗客が脱出したあと、パイロットが機内に人がいないことを最終確認してから機外に出たこと。

ブルームバーグ・ニューヨーク市長が記者会見でこのパイロットの冷静な対応を称賛していること。

ニューヨークの高層ビルの窓越しから、この不時着の模様を目撃した人たちがいること。

グーグルアースによる飛行機の飛行ルートや高度の情報によると、エンジンが止まったあと、この飛行機はずっと川に沿って飛んでいること・・・などなど。


日本の報道では出てこない細かい情報がドンドン追加されています。時差が14時間もある離れた場所での出来事を、コンピューター画面を通して知ることが出来るすごさを再確認しつつ、飛行機事故で一人のいのちも失われなかった奇跡に感嘆する今朝の私です。

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