2009年1月4日日曜日

箱根駅伝 #2

ちょっとしつこく箱根駅伝のことを・・・

今年の大会の最優秀選手は、2日往路5区の「山登り」でトップの早稲田大学との4分58秒差をはねかえして「奇跡の逆転」をした、東洋大学1年生の柏原(かしわばら)竜二選手。高校時代は全く無名で高校駅伝の経験もなかった彼の記録が、ドンドン伸び始めたのが去年の秋頃。それを目にした、当時東洋大学のコーチ兼スカウトだった、現在の佐藤監督代行に声をかけられたのが、この日の快走につながり、「高校で陸上をやめて就職しようか」とあきらめかけていた彼に道が開けたのだそうです。

朝日新聞の記事には「柏原を見ていると、練習でも試合でも与えられた環境に感謝しているのがわかる。“こんな大舞台で走れるなんて。楽しいです。最初の1キロで泣きそうになりました”」とありました。

「奇跡は信じるだけでは起きない。起こそうとすれば起きる」ということばが好きだという彼が、自分の信念に加えて、感謝や喜びの気持ちを持って走った、それが「奇跡」を呼び込んだような気がします。

67回目の出場で初優勝をした東洋大学。優勝の可能性を予想した人はほとんどなかったはず。やっぱりドラマがあったのですね。今年も・・・

もう一つ、ラジオの放送で聞いて私の耳が「ピクッ」と動いたエピソード。

各校のゼッケンにアルファベットがある大学(早稲田大学:W,中央大学:C,明治大学:M,日本大学:N)は、「古い大学」だというのです。その他にも今回は出場していませんでしたが、法政大学:H,慶応大学:K,立教大学:Rが思いつきます。

そして関東学連選抜で走った学習院大学もGのゼッケンをつけていました。それぞれのアルファベットにそれぞれの大学関係者の想いが込められていることでしょうね。


このお正月の箱根駅伝、私を含めて全国にファンが一杯。箱根を走りたい・・・と言って優秀な選手が関東の大学に流れてしまうのも、関西人としては少々「くやしい」のですが、当然かな、と今年の箱根駅伝を見終わって、改めて感じました。

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