2011年11月11日金曜日

ガンジーとTPP

今朝のNHKラジオ、ビジネス展望のタイトルです。コメンテーターはけやき便り: アンチ断捨離で紹介した森永卓郎さん。昨日、野田総理大臣が表明を一日延ばしたTPP参加表明についてのお話でした。

・ TPPに参加することは、日本にとって、経済的メリットはほとんどない。
・ むしろ円高対策を強力に推し進めるべきである。
・ 農業に甚大な影響が出て、自給率が大きく落ち込むことは明らか。
・ 加盟するアジア諸国との関係促進ではなく、アメリカとの提携のため。
・ 経済連携というより、日本の安全保障を考えて、アメリカとの外交関係強化をはかるものである。

意見が真っ二つに割れているTPP参加問題。日本の将来に大きく関わる決定となるはずです。

「ところで、今日のお話のタイトルは“ガンジーとTPP”ですが」とアナウンサーが話を向けました。

森永さんの解説です。

ガンジーが民衆に説いたのは、「どこで誰を助けるのかを考えよう」ということ。まず身近な人を助けようと訴えたというのです。地元の人が作ったものを食べて、地元の生活を支える、つまり地産地消を奨励したのです。

経済効率は上がらないかもしれません。現在、日本をはじめとして、世界の基準となる考え方は、いかに効率良く利益をあげるかというもの。それに逆行するのです。

でも、弱肉強食の世界をやめて、もっと生きやすい、暖かい世界を目指すのはいかがですか。森永さんはそのように伝えたかったのではないかな、と思った朝でした。

何が正しくて何が間違っているのか。判断に迷うことが続出します。こんな時だからこそ、自分らしい感覚で、しっかり考えていかなければ、と思います。

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