2009年4月23日木曜日

ニュース検定

ニュース時事能力検定というものがあるのを初めて知りました。このところの「検定」ブームの一環でしょうか。

問題サンプルに挑戦してみましたが、自分なりに理解しているつもりの時事問題も、その知識が非常にあいまいであるのがわかります。1級の設問は、問題そのものを理解するだけでも大変です。

私の母は時事問題にとても興味のある人でした。新聞を丁寧に読み、世の中の動きに敏感な人でした。70歳を越しても、母の会話は普通の「おばあさん」のものではありませんでした。

でもその興味がどんどん薄れていったのです。新聞はずっと読んでいましたが、内容は全く頭に入らなくなっていきました。

2001年9月11日、まさに「その日」アメリカにいて、飛行機が飛ばなくなり1200キロをレンタカーで走った私です。帰国後その経験を話した時、母が全くのってこなかったのはショックでした。以前なら次々に質問を繰り出したはずの母なのに、全く反応がなかったのです。

もし今の母が昔のように「時事問題」に興味を持ち続けていたら、きっと試験用のテキストを買い込んで、あれこれ勉強することだと思います。検定を受けると言い出すかもしれません。

社会に対する興味をどこまで持ち続けられるか、これは私にとって心すべきことだと改めて思います。

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