2009年4月14日火曜日

挑戦の4月

77歳の女性がこの春から英会話入門講座に申し込んだという投稿がありました。「簡単な英会話ができる人が対象」という地元の区民センターでの講習だそうです。

この女性自身、自分の英語の実力は、NHKラジオの初心者向け講座「基礎英語1」のレベルだと思っているようです。毎週一回6ヶ月続く講座を受講できるのか、不安に思っていた彼女が申し込みを決めたのは大きなきっかけがあったからです。

それは、実際に英語を使って会話ができたからなのです。日本を旅行しているインド人の「ハンサムな」青年と長距離バスの待合い室で英語の会話が「成立した」のだそうです。

頭の中で必死に文を組み立て、夢中で家族やインドのことを話したとか。その青年はゆっくり、時にはさりげなく訂正しながら、会話の相手をしてくれたのです。缶コーヒーをごちそうになったり、「私の人生の出来事としては、想像すらできないこと」を経験できたのです。

「自分の英語が相手に通じた喜びは例(たとえ)ようもなく、夢のようでした」「同時に講座を受ける決心がつきました」と文章が続きます。

そうなんですね。「通じる喜び」、これを経験すると、会話を学ぶ大きな励みになりますね。たとえ一言でもいい、何かが通じる、それが会話の「はじめの一歩」になるのだと思います。

現在77歳のこの女性が、大きな希望を持って新しく挑戦する4月。想像する私達も楽しくなりますね。この投稿のタイトルは「英会話 オバアの挑戦」でした。

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