2009年3月27日金曜日

イチローの壁

WBC:ワールドベースボールクラシック。二連覇しましたね。

最後はイチロー。さすがですね。・・・というより、今回の「大不調」を乗り越えた彼の姿が印象的でした。やはり「絵」になりますね。去年の7月30日、彼の3000本安打の日、記録達成したあとの、照れたような彼の顔を今でも思い出します。イチロー

優 勝のあと、NHKのラジオで「壁を乗り越えたイチローの精神力」について、専門家にコメントを聞いていました。夕食の準備をしていたので、しっかりは聞い ていなかったのですが、どんなに不調が続いていても、最後にあのようなヒットが打てるイチローは、「自分はできる」というイメージを最後まで持ち続けたの だろう、というようなことを言っていました。

「痛覚では感じられない痛みを感じた」と発言したイチローは、大不調が続く中、「折れそうになる心」を抱えながら、必死で自分を保とうとしていたのでしょう。これでもか、これでもか、と打てない打席が続く中での心情はいかばかりか、と思います。

前述の「心理学の専門家」は、「日本社会では、自信を持って発言する人の出鼻(でばな)をくじく傾向がある。たとえそれが、実現不可能な夢を語っているようであっても、もっと私達はその人を励ますようにしなければいけないと思う」というコメントをしていました。

「やれる」「できる」という気持ちがなければ、何事も絶対「できない」のは事実。その確信をどこまで持ち続けられるか、それが問われるのですね。イチローですら、想像できないほど追いつめられた状況で自分と戦い続けたのです。

もうダメかな・・・まだ大丈夫・・・でもやっぱりだめかな・・・もう少しがんばろう・・・

自問自答している人を見たら、「大丈夫、がんばってね」と声をかけたいと思います。もちろん、自分自身にも・・・

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