2009年3月16日月曜日

デジタルネイティブ

新しいテクノロジーが普及すると、それを使いこなせる人と、そうでない人との「差」が生じてくるのはまぎれもない事実。近頃のNHKのラジオでも、投稿募集をするのに、まず案内するのはインターネットの方法。次がファックス番号、そして最後に郵便番号を知らせるのです。朝の番組の中でも、投稿された画像を見ながら、全国の天気を放送しています。「コピューターって何?」と思っている年配の方々には、全くのチンプンカンプンの内容でしょうね。

2006年以降、使われるようになった言葉 「デジタルネイティブ」。幼少時代からインターネットに親しんでいる世代のことを指します。

もともと「ネイティブ」という言葉は「その土地の人」「その国の言語を第一言語とする人」という意味ですから、「デジタルネイティブ」も「デジタル社会に生まれ育った人」という解釈もできそうです。

そして、その世代より前の人のことを「digital immigrant デジタル移民」と呼ぶ言葉があるそうです。この解説を英語のWikipediaで読んでみました。ウフフ・・・と思える内容がありました。

「移民」とは、「新しい国を意識的に選び取った人」のことですから、「デジタル移民」もデジタルの世界に自分の意志で飛び込んだ人のこと。

「移民」は、新しい国の言葉を不自由なく話していても、どこかにアクセントがあるもの。それと同じく「デジタル移民」も、往々にして昔のクセを残していて、イ ンターネット上で探し出した情報やメールをプリントアウトして紙媒体にしないと何となく落ち着かない、そういう人たちだそうです。

・・・と言われると、確かに、ついついプリントアウトしているな私も・・・と思い当たります。

さらに、昔のクセがより強く残る人は、メールを出したあとに、届いているかどうか、電話で確かめるというのです。以前は、よくありましたね。「メール届いた?」という電話が・・・

ファッ クスが普及し始めた頃、原稿が戻ってくることにどうしても納得できずに、何度も何度も送信を繰り返したお年寄りがいた、というエピソードを聞いたことがあ ります。「何で紙に書いた文字が電話線を通して送れるの?」という疑問を持つと、まじめな人は、根本的な原理を理解しないと納得できないでしょうね。

インターネットやメールにしても、「何でこんなことができるの?」と考え出すと、わからないことばかり。私は「できることはできる。理由は知らない」と言い切る「デジタル移民」ですから、「デジタルネイティブ」のようには使いこなせなくても、悩むことはまずありません。

このブログもまだまだわからないこと、できないことが一杯。ぼちぼちと、これからも・・・

2 件のコメント:

funkbirdsong さんのコメント...

なるほどです。
小学2年の我が息子は勝手にPCでCDソフトを動かし教えていないのにマウスで操作してます。ゲームはさせてませんがIpodではゲームを起動させてます(見て見ぬふり)「デジタル」と意識してない世代なんです。意識してるひとは「移民」なんでしょうね、きっと!
FAXは本当に届いたか返信がない限り不安です。トラブルで何度か送信できていなかったときがありヒヤヒヤしたことあります。メールもそうですね!気をつけます。FAXはなんで届くか・・不思議です。TVもなんで見えるのか不思議です。電話もなんで聞こえるか不思議・・・・・・・・!!

gorosatomama さんのコメント...

世の中「不思議」なことばかりですよね。

私が一番不思議に思うこと、それはみなさんとの「ご縁」です。

この地球上に、こんなに一杯人がいるのに、今、この時代のこの時に「ご縁」ができたのですよ。

「不思議」ですね!