2008年12月29日月曜日

寒さとともに

昨日教えてもらったこと:
「寒くなると胃の中での食物の滞留時間が長くなる」

気温が下がると私たちのエネルギーレベルが下がるのは自然なこと。胃腸の働きも弱くなり、消化吸収に時間がかかるということですね。もちろん気力で身体を引っ張っていくことは可能ですが、この季節はそれなりの対応が必要なはず。

私自身、今年の11月、急な寒さに対応できず、妙に「胃袋がある」という感じを持っていました。つまり違和感があったのです。温めることに心がけましたが、久しぶりに感じたその違和感が妙に気になっていました。

でもそれが季節変化に伴って現れる身体の変化だと考えられるなら、必要以上に心配することもないはずです。決して身体の「異常」ではないのですから。

この季節、お鍋料理が食べたくなるのも、身体の要求にピッタリですね。身体を温め、少々動きがにぶくなった胃腸にやさしい食事を取る、とても合理的です。

以前の日本の食事は四季折々、その時期にふさわしい食べ物が食卓に並んでいたはずです。お正月のおせち料理も、昔は、三が日に女性が毎回の食事の準備をしなくてもいいように、という意味があったとも聞きますが、人参・レンコン・ごぼうなどの根菜を煮染めにするのも、身体を温める野菜が必要なのがわかっていてのことでしょう。

やっぱり人間も動物なんですね。季節にしっかり順応していけば、体調管理がうまくいく。冬眠はできない私たち、寒い冬は冬なりの食の知恵をしっかり活用したいものです。

2 件のコメント:

terri さんのコメント...

それでここのところ、
胃がちょっとだけ重いのかな・・・

カキコがすんなり出来るので
次々とコメントしたくなりました。

いつも楽しいブログ、
ありがとう!

gorosatomama さんのコメント...

胃袋って存在を忘れている時が一番調子いいのですよね。冬眠したいだろうに、口からはドンドン食べ物が入ってくる・・・ご苦労様って言いたくなりますね。