2018年12月11日火曜日

「津波の霊たち」



3.11の大きな被害の中でもずっと気になっていた
宮城県石巻市大川小学校の惨事

在日20年のイギリス人ジャーナリストによるノンフィクション
6年近い綿密な取材によって書かれた本
子どもを亡くした親たちの心情に
時には苦しくなることも

震災後、各地で見られた心霊現象も取材し
亡くなった人と生き残った人との交流を書き記している

タイトルが「死と生の物語」となっているのは
多くの死からその後につながる生をテーマにしているから

日々私たちの記憶から薄れていく2011年の震災
その後の多くの自然災害も含めて
身近な死を経験した人たちの心情に
時にはこころを馳せていたいもの





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