2011年6月27日月曜日

エリートパニック

「エリートパニック」とは、災害時にエリートたちが「住民がパニックを起こすのではないか」という恐れから起こすパニックのことだそうです。「社会的混乱への恐怖にかられた権力層が起こす過剰反応」とも説明されています。

パニックになったエリートや責任者たちが、事実を公表しなかったのは、今回の原発事故で明らかになってきています。当初から、色んな人の推測がありましたが、これも正確な情報が出てこなかったのが大きな要因です。地震直後から最悪のシナリオとなっていたのにもかかわらず、それが知らされることなく日数がたってしまった事実。腹立たしさを通り越して、どのように反応していいのかもわからなくなります。

「安全神話」をでっちあげ、それを自分たち自身も「信じてしまった」、もしくは「信じていたかった」人たちは、「想定外」の緊急事態への対応が全くできなかったのですね。

原発事故で影響を受けた人たちにとって、地震とその後の人災は予期せぬものであったとしても、より正確な情報提示があれば、ベストの判断がもっと早い時点でできたはずです。「もし」ということばは使いたくありませんが、どれだけ多くの人が今回の事態に残念な気持ちを抱えていることでしょうか。

今も原発事故の現場は、劣悪な作業環境の中、やるべきことに努力している人たちによって支えられています。その方々をいつもこころに覚えておかなくては、と思います。一日でも早く原発事故の収束の見通しが立ち、福島県のみなさんが今後の生活を落ち着いて考えられる時がやってくることを祈ります。

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