2009年11月5日木曜日

新しいスタッフ

11月から職場に新しい介護スタッフが加わりました。ケアマネージャーも経験した大ベテランです。「新しい職場ではゼロからのスタートですから」ととても謙虚に「先輩達」からのアドバイスを受けている彼女、今日は「さすが」というところを見せてくれました。

足元が不自由な90歳を超えた男性が、ベッドに座っていて、ずり落ちてしまったのです。奥さんからインターフォンで「滑ってしまいました」という連絡がありました。身体の大きな男性なので、若いスタッフと二人で部屋まで走っていったこのベテランさん。一人で、ヒョイとこの男性を持ち上げてベッドに座らせてしまったとか。

自分の力で持ち上げるのではなく、ズボンの後をしっかりつかんで、思い切りよく斜め後に引っ張り上げたそうです。この男性もうまく力を抜いた状態だったそうで、首尾良(しゅびよ)くベッドに座ることができたとか。

オフィスに戻ってきた彼女に、仲間のスタッフが床に座り込んで、引っ張り上げてもらっていました。先輩の手慣れた技に、引っ張り上げてもらったスタッフもただただ感心するのみ。

ゆったりとしたこのベテランの加入で、きっと職場の雰囲気も変わってくると思います。介護に対してのしっかりした彼女の信念をことばの端々(はしばし)に感じる私。こころからこの出会いに感謝、そして期待しています。

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