2008年8月17日日曜日

新しい風景

8月に入ってから、ご近所の中学一年生と英語の集中レッスンをしました。お互いに都合のいい時間を見つけて、週三回、合計6回レッスンができました。新学期が始まる直前に数回、導入レッスンをしていましたが、通学時間が長いこともあって、その後はなかなかレッスン時間が取れなかったのです。

中学一年生で初めて英語に接して、一学期でこんなに沢山のことを勉強するのだと改めて感心するほど、単語も文章も複雑になっています。一学期の復習をしながら、発音を徹底的にチェックしていきました。何度も繰り返して練習していると、ドンドン音が聞き分けられるようになって正しい発音ができるようになりました。自分の音が違っている時も、ちゃんと気がつくようになってくれました。

本人のやる気があればこその集中レッスンでしたが、タイミングの良い時期に学ぶことの大切さを痛感しました。小さい時から英語に触れていなくても、無理なく、自然に正しい英語の音を身につけていける時期がちゃんとあるのですね。まず基礎の基礎を自分のものにして英語の学びを続ければ、そこから広がる可能性は無限大だと思います。

芥川賞受賞の楊逸(ヤン・イー)さんが、「私の場合、日本語がわかるようになったことで、頭の中に窓が開いた感じで、新しい風景が見えてきた」と言っています。英語を通して、この中学一年生の彼もきっと「新しい風景」を見つけてくれることでしょう。

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