2008年5月20日火曜日

後期高齢者医療


これがあれこれ話題を提供している後期高齢者医療の被保険者証です。大きさは約13×9センチ。国民健康保険の方はご存知でしょうが、最近はコンピューターで打ち込んだ内容をプリントアウトしたものが保険証になりますから、この保険証の用紙もそれほど厚いものではありません。

そして何よりも、この保険証、本人の情報だけが記載されますから、たったの1頁なのです。カード形式になった社会保険は別として、私たちが保険証と思うものは、少なくとも三つ折になっていました。年配の方々にとってはそれが「保険証」なのだと思います。

確かに文字も大きくはありません。送付された時に、ビニールのカバーが同封されていましたが、内容がわからない方々には、これが大事な保険証であると認識するのは多分難しかったのでは、と思います。ビニールのカバーの中に入れて送付するという一手間をかければ、何か「特別なもの」と感じられたのかもしれません。

今日からこの後期高齢者医療の見直し作業が始まるとラジオのニュースで言っていました。来月93才になる母は「立派な」後期高齢者ですが、今エベレストにアタックしようとしている三浦雄一郎氏も75才の後期高齢者。名称も含めて、どんな論議がなされることでしょうか。

75才以上の高齢者の医療費は普通の成人の5倍かかっているとか。でも我が家の「後期高齢者」は認知症で、歩行がおぼつかなくなったこと以外は、見事な体力を保持しています。昨日もかかりつけのお医者さまが「血液成分が見事に普通値です。このお年なら減少してもおかしくないのですけれどね。血の気が多いのかな。」とおっしゃいました。

暴飲暴食をしない母でした。10代から70代半ばまでたばこを一日一箱は飲み続けた母でした。でも医療費はお陰様で、通常のチェックアップ費用だけで過ごしています。

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