2011年3月30日水曜日

実況放送


目下開催中の選抜高校野球。アナウンサーの実況が今回から少し変わりました。

「ワンボール、ツーストライク」

以前は、ストライクを先に言っていた日本の野球ですが、世界では(もちろんアメリカではと言う意味ですが)ボールのコールが先だったようです。ここにもグローバリゼーションの影響あり。

それにしても長年言い馴染んだ表現を変えるのは、実況するアナウンサーにとってさぞかし大変だと思います。なめらかにコールする実況は、練習のたまもの。人によって、時々混乱しかけることもありますが・・・

野球の実況中継と言えば、新米アナウンサーは球場で一人で練習するのだそうです。携帯録音機を前にして、一人でぶつぶつ・・・というより結構大きな声で「中継」するとか。

周りの人にうるさがられながら、少しずつ上手になってくると、色んなアドバイスをしてくれる人がいて、勉強になったり、「今日は実況つきで野球が見られた、ありがとう」とお礼を言ってくれる人が出てきたりするそうです。

休みの日に自腹を切って球場に通い詰め、一人前の実況アナウンサーになるための努力が続きます。

何気なく耳にするスポーツの実況放送。しっかり伝えるためには知らないところで大きな努力が隠されているようです。新人さんは最初から「スリーボール、ワンストライク」と練習を続けているのでしょうね。

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