2011年2月12日土曜日

記憶の杖

ずいぶん前から私の手元にはA4の裏紙をはさんだクリップボードがあります。予定を書いたり、「することリスト」が並んでいたりします。職場で働いていた時にも必ずそれを持ってウロウロしていました。私とクリップボードがセットになっているのです。

とにかく思いついたら何でも書き込んでいきます。一日で新しい紙に替えることもあれば、一週間たってから書き直すこともあります。どちらにしても、何をやり残しているのか、よくわかります。

こんなクリップボードを使っていても、「アッ!」と忘れたことに気がついてあわてることもしばしば。記憶からストンと落ちてちまっていて、メモすることも忘れていることもでてきます。さてさて、これからはもっとあわてることが増えるのでしょうか。

「記憶の杖」ということばを目にしました。認知症が出てきたお年寄りに寄り添って、その方の記憶の抜けた部分を家族や周りの人が補(おぎな)い、少しでも普通の生活ができるサポートをしようという内容の文章でした。

「年齢を重ねて足腰が弱れば杖をつく。記憶が衰えれば、記憶のがも必要になってくる」

まさしくその通りですね。一人で「杖代わり」を工夫して使っている私ですが、これからはもっともっと周りの人にも声をかけて、「覚えておいて!」と頼むことにします。今までもけっこうそれをやっていますから、うるさがられるかもしれませんが・・・

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