2010年5月7日金曜日

一日に4千万円

5月1日の京都新聞の夕刊記事を見て、一瞬目を疑いました。京都市営地下鉄が一日に出す赤字額が約4千万円だというのです。たった一日で、です。桁(け た)違いでは・・・と思うほど。

京都の地下鉄は全国で最も経営状況の悪い公営地下鉄とのこと。昨年度には、経営再建が義務化される健全化団体になってい ます。京都市民として、認識不足、自覚不足でした・・・反省・・・

京都駅から地下鉄一本でたどりつけるわが家です。地下鉄開業後、どこに 行くのも時間が計算できてとても便利になりました。初めてわが家に来る人に、このルートを説明すると、必ず聞かれます。「何線ですか?」 京都駅を通る地下鉄は 烏丸(からすま)線だけなんですけれどね。東京や大阪の人にとって、JRの駅から地下鉄が一本というのは、ちょっと信じられないようです。

仕事や旅行から京都に戻って地下鉄に乗ると、いつもホッとする私です。車内がのんびりしているのです。でも、だからこそ、一日に4千万円もの赤字が出てしまっ ているのですね。

5月1日発行の「市民しんぶん」には、地下鉄の累積資金不足(日常の運転資金の不足額)は310億円。借金残高が4700億円と あります。一年での資金不足比率が20%未満の経営を目指すそうですが、今はその数字が何と133.5%。数字が苦手は私でも、「ものすごく」悪い状況で あることがわかります。

もっと地下鉄に乗らなきゃ。でも今のところ、あまり用事がないのですが・・・

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