2009年8月27日木曜日

選挙のことば

京都の北の端にあるわが家の近くにも、選挙カーが時々やってきます。その声を聞いて吠えているのがChuckです。物音に敏感に反応する彼にとって、選挙カーからの声も「怪しい音」の一つなのでしょう、きっと。

選挙演説は聞きたくありません。どの党のどの候補者でも、党の代表者も、競争相手の悪口を言わないことがないからです。自分の主張を伝えたいというよりも、まず相手(他の党)を非難することから始まるようです。

選挙も激しい攻防戦である以上、「勝ってなんぼ」。つまり当選しないと意味がありません。でも、連日、テレビでラジオで、新聞で、そして選挙カーで、イライラするようなことばは聞きたくも見たくもありません。

朝日新聞に投稿された川柳です。
  「テレビ消し 嘘偽(うそいつわ)りを遮断(しゃだん)する」


日本の将来ビジョンをしっかり語る政治家はいないのでしょうか?方向がはっきりしない船出をしようとしているのではないのでしょうか?

政治に無関心というのではないけれど、政治家のことばの中身だけでなく、話し方の異様さにも馴染めない私なのです。どうして「普通の」感覚で「普通に」話せないのでしょうか。それではアピールしないのでしょうか。

Chuckのようには「吠えない」私ですが、投票日まであと少し、ちょっと気が重いのです。

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