2009年6月11日木曜日

心配の種

「孫が妊娠5ヶ月です。お医者様が子どもの時に風疹にかかったかどうか聞かれました。診察の時に、エコー診断もなさらなかったのですが、何か風疹のせいでいけないことでもあるのでしょうか?」

ラジオの電話相談に孫を心配するおばあさんの声が耳に入りました。

産婦人科の先生の回答です。

「産 婦人科医は、妊婦さん、みなさんに風疹にかかったことがあるかどうかは必ずお尋ねします。もしかかってなくて、妊娠初期にかかると、その場合に赤ちゃんに 影響があるからです。それとエコー診断も、毎回するのではなく、時間がないときや妊婦さん、赤ちゃんともに問題がないと思われる時にははぶくこともありま す。全くご心配はいりません。」

あせるような口調だった質問したこの方も、やっと納得、安心となりました。

妊婦さんの風疹に関しての知識が間違っていたことと、検査は全てやってもらわないと安心できない、そんな気持ちからの質問だったのでしょう。

情報が氾濫している今、正しいことを正しく理解するのが何よりも大切なはず。間違った判断で無用な心配の種を自分でまき散らしている方々がとても多いような気がします。

「心配の種」に「思いこみ」という水を一生懸命かけていては、決して「安心の花」は咲きませんものね。

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