2009年5月6日水曜日
2009年5月5日火曜日
休日の朝に
火曜日はゴミ出しの日
3年生ぐらいの男の子がゴミを持って歩いてきました
「おはようございます。ごくろうさま。ここに入れてね。」
ネットを持ち上げながら声をかけました
「ありがとうございます」
しっかりした返事が戻ってきました。
最近ご近所に越してきたお家の子どもさん
朝から気持ちのいい返事
こちらこそ、ありがとう!!
今日は休日、こどもの日
3年生ぐらいの男の子がゴミを持って歩いてきました
「おはようございます。ごくろうさま。ここに入れてね。」
ネットを持ち上げながら声をかけました
「ありがとうございます」
しっかりした返事が戻ってきました。
最近ご近所に越してきたお家の子どもさん
朝から気持ちのいい返事
こちらこそ、ありがとう!!
今日は休日、こどもの日
2009年5月4日月曜日
ネパールの村で
私は1989年から20年、アジアからの留学生対象の奨学金財団、アジア21世紀奨学財団の京都事務局を担当しました。活動の中心は東京でしたが、京都では例年、2,3名の新しい奨学生とともに、私の家を拠点として交流を続けました。
1999年5月、新年度の奨学生を選考する面接を行いました。その中に、ネパールからの男性がいました。
「出身はカトマンズですか?」(ネパールで唯一知っている地名で質問)
「いいえ、カトマンズからバスで4時間です」
「そうですか。遠いのですね」
「はい、それから歩いて4時間で私の村に到着です」
「?!」
歩いて4時間・・・の意味が最初はピンとこなかった、私を含めた審査員の面々。現代の日本では想像できない場所なのが、何となく理解できました。
日本に来て5,6年たっていた彼の日本語はとてもなめらかでした。東京の大学を卒業して、京都大学の大学院で勉強を続けていました。
その後、彼は自分の村のためにNPO活動を立ち上げ現在に至っています。
特定非営利活動法人バル・ピパル奨学基金
日本での交友関係の広がりの中で、ごく自然にスタートした活動で、小学校を作り、制服、文房具を無償で支給し、村の子ども達を教育しています。今まで教育を 受けたこともなかった成人のための夜間クラスもあります。京都のロータリークラブの支援で、村への道路の拡張工事も進んでいて、歩く距離が短くなってきて いるようです。
この団体の名前にもなっている「バル・ピパル」とは、旅する人たちが休憩する場所の目印として植えられる2本の菩提樹の名前だそうです。
一人の男性が蒔(ま)いた種から芽が伸びて立派な木が育ってきています。私たちにとって「遠い国」、ネパールの小さな村で日本人の想いが色々な形でお役に立っています。
1999年5月、新年度の奨学生を選考する面接を行いました。その中に、ネパールからの男性がいました。
「出身はカトマンズですか?」(ネパールで唯一知っている地名で質問)
「いいえ、カトマンズからバスで4時間です」
「そうですか。遠いのですね」
「はい、それから歩いて4時間で私の村に到着です」
「?!」
歩いて4時間・・・の意味が最初はピンとこなかった、私を含めた審査員の面々。現代の日本では想像できない場所なのが、何となく理解できました。
日本に来て5,6年たっていた彼の日本語はとてもなめらかでした。東京の大学を卒業して、京都大学の大学院で勉強を続けていました。
その後、彼は自分の村のためにNPO活動を立ち上げ現在に至っています。
特定非営利活動法人バル・ピパル奨学基金
日本での交友関係の広がりの中で、ごく自然にスタートした活動で、小学校を作り、制服、文房具を無償で支給し、村の子ども達を教育しています。今まで教育を 受けたこともなかった成人のための夜間クラスもあります。京都のロータリークラブの支援で、村への道路の拡張工事も進んでいて、歩く距離が短くなってきて いるようです。
この団体の名前にもなっている「バル・ピパル」とは、旅する人たちが休憩する場所の目印として植えられる2本の菩提樹の名前だそうです。
一人の男性が蒔(ま)いた種から芽が伸びて立派な木が育ってきています。私たちにとって「遠い国」、ネパールの小さな村で日本人の想いが色々な形でお役に立っています。
2009年5月3日日曜日
パピーウォーカー
私の知人に長年盲導犬となる子犬を預かるパピーウォーカーをしている方があります。乳離(ちばな)れした2,3ヶ月の子犬を預かり、一歳まで育てるボラン ティアです。将来盲導犬として訓練を受け、人間と良好な信頼関係を作るために、無条件で人間に愛される経験が子犬に必要なのだと聞いたことがあります。
子犬はトイレ訓練も必要ですし、やんちゃでイタズラも一杯。皮のソファがメチャクチャになったとか、まともなスリッパは一つもない、などなど、明るく話すその知人が毎回経験する「苦労」を思うと、ただただ「すごいな・・・」と思う私でした。
先日の新聞に、島根県にある、官民の共同運営するPFI方式の刑務所「あさひ社会復帰促進センター」で、受刑者たちがこのパピーウォーカーに取り組むことになったとありました。
<PFI刑務所>盲導犬育成、本格スタート 受刑者「やっと会えた」--島根(毎日新聞) -
刑期1年以上8年未満の初めて刑務所に入った男性の受刑者への更正プログラムで、子犬を育てることを通しての社会貢献を目的としているようです。
後日、この記事の「続編」として新聞に掲載された記事がありました。受刑者は自分の独房で寝食を共にしながら子犬を育てています。週末はパピーウォーカーに預けるのだそうです。「週末はゆっくり眠れるという安心が2割、寂しさが8割」という受刑者のことばがありました。
かわいい盛りの1歳の犬を手放すのは、このボランティアの「宿命」です。それを十分に理解した上で、盲導犬の育成に関わるパピーウォーカー。それぞれのパ ピーウォーカーの生活がどんな状況であったとしても、子犬とのふれあいの素晴らしさがこの活動を支え、パピーウォーカーそのものも支えてているのでしょ う。
子犬の柔らかな眼差しは、何にもかえがたいもの。たとえイタズラに声を荒(あら)げることがあったとしても・・・・
PS:PFI(Private Finance Initiative)とは公共サービスの提供に際して公共施設が必要な場合に、従来のように公共が直接施設を整備せずに民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法。
子犬はトイレ訓練も必要ですし、やんちゃでイタズラも一杯。皮のソファがメチャクチャになったとか、まともなスリッパは一つもない、などなど、明るく話すその知人が毎回経験する「苦労」を思うと、ただただ「すごいな・・・」と思う私でした。
先日の新聞に、島根県にある、官民の共同運営するPFI方式の刑務所「あさひ社会復帰促進センター」で、受刑者たちがこのパピーウォーカーに取り組むことになったとありました。
<PFI刑務所>盲導犬育成、本格スタート 受刑者「やっと会えた」--島根(毎日新聞) -
刑期1年以上8年未満の初めて刑務所に入った男性の受刑者への更正プログラムで、子犬を育てることを通しての社会貢献を目的としているようです。
後日、この記事の「続編」として新聞に掲載された記事がありました。受刑者は自分の独房で寝食を共にしながら子犬を育てています。週末はパピーウォーカーに預けるのだそうです。「週末はゆっくり眠れるという安心が2割、寂しさが8割」という受刑者のことばがありました。
かわいい盛りの1歳の犬を手放すのは、このボランティアの「宿命」です。それを十分に理解した上で、盲導犬の育成に関わるパピーウォーカー。それぞれのパ ピーウォーカーの生活がどんな状況であったとしても、子犬とのふれあいの素晴らしさがこの活動を支え、パピーウォーカーそのものも支えてているのでしょ う。
子犬の柔らかな眼差しは、何にもかえがたいもの。たとえイタズラに声を荒(あら)げることがあったとしても・・・・
PS:PFI(Private Finance Initiative)とは公共サービスの提供に際して公共施設が必要な場合に、従来のように公共が直接施設を整備せずに民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法。
2009年5月2日土曜日
介護あれこれ
介護保険が導入されて丸9年、色々な手直しがなされているものの、現実に即さない部分が指摘される昨今。一番の原因は、介護保険スタート以降、日本の家族のあり方が大きく変わってきているからだそうです。
プロの手を借りる「介護の社会化」を目指してはいても、介護保険の前提はあくまで家族による介護。先日NHKテレビが紹介した様々な介護の状況は、私達が考える「家族」の概念とはかけ離れたものでした。
介護する家族が単身で仕事をしながらの「シングル介護」、介護する人自身が高齢の「老老介護」、そして介護する人が認知症である「認老介護」。
ど のケースも、ヘルパーさんにお願いできる介護が、時間的にも経済的にも大きく制約され、ギリギリの状態での介護が続いていました。特に、ほぼ寝たきりの80 代後半の男性を介護する認知症の奥さんのケースは、このご主人の健康状態が悪化する中、入院も施設入所も見込めない、絶望的な状況が報告されていました。
介護の現実を報じる番組や記事を見ると、これからの介護事情は全くお先真っ暗のような感があります。ですが、お役所やNPOが少しでも状況を改善していこうという取り組みも始まっているようです。
神奈川県秦野(はたの)市の高齢介護課では、介護する人をケアするスタッフが活躍しています。一人一人事情が違う介護の状況を詳しく聞き出し、介護者同士の交流の場を紹介し、定期的に電話で様子を尋ねるプログラムを実践しています。
家庭の中で、誰にも相談できないまま、介護者自身が体力的にも精神的にも参ってしまうケースが後を絶たないのが現状です。「一人じゃない」「誰かに相談できる」そう思えるだけで介護者の気持ちは軽くなるものです。「気にかけてくれる人がいる」それが大切なのです。
介護者への支援活動や男性介護者同士のネットワークの設立など、新しい動きが始まっているのは、「お先真っ暗」状態での将来へ向けての明るい光だと思います。
色んな介護の状況を知るにつけ、2年近い私自身の介護生活がいかに恵まれているかを感じます。母の状態が安定しているだけでなく、ヘルパーさんや訪問看護師さんたちの母への穏やかな対応、定期的にショートステイを受けてくださる病院の存在。
そして何より、私と母のことを気にかけてくださる方々がいらっしゃること、それが私の生活の一番の安定要因なのです。いつもありがとうございます。
プロの手を借りる「介護の社会化」を目指してはいても、介護保険の前提はあくまで家族による介護。先日NHKテレビが紹介した様々な介護の状況は、私達が考える「家族」の概念とはかけ離れたものでした。
介護する家族が単身で仕事をしながらの「シングル介護」、介護する人自身が高齢の「老老介護」、そして介護する人が認知症である「認老介護」。
ど のケースも、ヘルパーさんにお願いできる介護が、時間的にも経済的にも大きく制約され、ギリギリの状態での介護が続いていました。特に、ほぼ寝たきりの80 代後半の男性を介護する認知症の奥さんのケースは、このご主人の健康状態が悪化する中、入院も施設入所も見込めない、絶望的な状況が報告されていました。
介護の現実を報じる番組や記事を見ると、これからの介護事情は全くお先真っ暗のような感があります。ですが、お役所やNPOが少しでも状況を改善していこうという取り組みも始まっているようです。
神奈川県秦野(はたの)市の高齢介護課では、介護する人をケアするスタッフが活躍しています。一人一人事情が違う介護の状況を詳しく聞き出し、介護者同士の交流の場を紹介し、定期的に電話で様子を尋ねるプログラムを実践しています。
家庭の中で、誰にも相談できないまま、介護者自身が体力的にも精神的にも参ってしまうケースが後を絶たないのが現状です。「一人じゃない」「誰かに相談できる」そう思えるだけで介護者の気持ちは軽くなるものです。「気にかけてくれる人がいる」それが大切なのです。
介護者への支援活動や男性介護者同士のネットワークの設立など、新しい動きが始まっているのは、「お先真っ暗」状態での将来へ向けての明るい光だと思います。
色んな介護の状況を知るにつけ、2年近い私自身の介護生活がいかに恵まれているかを感じます。母の状態が安定しているだけでなく、ヘルパーさんや訪問看護師さんたちの母への穏やかな対応、定期的にショートステイを受けてくださる病院の存在。
そして何より、私と母のことを気にかけてくださる方々がいらっしゃること、それが私の生活の一番の安定要因なのです。いつもありがとうございます。
2009年5月1日金曜日
卯の花
「におう」とあるのですが、ちっともにおいがありません。あれこれ調べていると「色が映えて美しいこと」とありました。日本語は難しい!
4月の古い呼び方「卯月」(うづき)は卯の花から名付けられたと聞いて、4月中にブログにアップしなきゃと思ったのですが・・・
よくよく考えると「卯月」は陰暦の名前。新暦の5月上旬から6月にかけてが本物の卯月。だから唱歌のタイトルもちょっと早めで「夏は来ぬ」でいいようです。
自然のうつろいに沿った陰暦ですが、地球温暖化では、だんだんそれもずれてくるのでしょうか。ちょっと寂しいですね。
PS:今朝の京都新聞に鴨川や高野川に「セイヨウカラシナ」が満開、とありました。4月26日のブログタイトルも変更しなきゃいけません。でもタイトルにはやっぱり「菜の花」の方が合うように思います。
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