2016年8月20日土曜日

終末期医療について

超高齢化社会を迎えている日本。いかに死ぬべきか・・・のような記事が新聞・雑誌、そしてネット上でも目にすることが多くなりました。「死」をタブー視していた頃、20年ぐらい前の社会とは大きく様変わりしているようです。

朝日新聞の記事に回復が見込めなくなった高齢者が「治療」のために入院を続け、その費用が高額になっている現状が書かれています。本人も望まなかった延命治療であっても、救急車で運ばれると、延命処置がほどこされ、それは中止できない、と言われてしまうのです。たとえ、本人が延命治療はいらないと意思表示を前もってしていたとしても。

本人のためにも治療を中止してほしい。高額医療費が使われることは申し訳ない。そう考える家族もいる一方、一日でも延命してほしいという家族も記事の中にでてきます。

借金に追われ、高齢の母親の年金に頼っている夫婦にとって、母親が少しでも長く生きてくれないと、自己破産になってしまうというのです。年金は、高齢者本人だけでなく、収入のない、または不安定な家族にとっても「生きるためのよりどころ」です。今後もこのようなケースが増えてくるのでしょう。

人の生き様、そして死に様、それは一人一人全く違っています。でも個人を支える社会のシステムがどこまで続いていくものか。答えのない問題をみんなで考え続ける必要があるようです。



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