2015年2月25日水曜日

車内のおもてなし

何度も大雪にみまわれている今年の日本海側の地方。先日の大雪で足止めされた札幌発大阪行きの寝台特急トワイライトエクスプレス。大阪に25時間32分遅れで到着。合計48時間20分の長旅。

21時間も足止めされた青森駅で東北新幹線に乗り換えた乗客は、乗車した130人のうち、約30人。残りの人たちは、この長時間の寝台列車の旅に疲れ果てた・・・ではなくて、楽しんだという新聞記事。

昼や夜には各地の名物駅弁が振る舞われ、サロンカーではじゃんけん大会がが開催され、地元の日本酒を購入して楽しんだ乗客も。JR側も「私たちの大切なお客様へ」というメッセージで遅れをおわびしながら、あれこれ「おもてなし」につとめたとか。

寝台特急の乗客はゆっくり移動するつもりの人たちだからだけれど、これほどの長時間の乗車にも「2泊分過ごせてラッキーでした。何より乗客を退屈させないおもてなしに感心しました」と思わせたのはすごい。

「ただいま、3分遅れで名古屋を出発いたしました。これからの停車駅は時刻表通りに到着予定です。ご心配をおかけいたしました」という新幹線「ひかり」の車内放送を覚えていますが、21時間ぶりに列車が動き出した時、車掌さんはどんな車内放送をしたのでしょうか、聞いてみたかったです。


0 件のコメント: