2012年7月12日木曜日

一流の美しさ

ロンドンオリンピック開幕が近づいています。新聞ではメダル獲得の有望選手の特集が掲載されています。競泳背泳ぎの入江陵介さん、体操の内村航平さん、二人の紹介記事で「美しさ」という共通のことばがありました。

小学校低学年で本格的に水泳を始めた入江陵介選手は泳ぐスピードが遅く、選手コースではいつもビリで泳いでいたのだそうです。ですが、コーチは「体の軸がぶれず、まっすぐな泳ぎが教えなくてもできていた」彼の「泳ぎの美しさ」に注目していました。持って生まれた才能がコーチにはしっかり見えていたのです。

子どものころから自宅の体操教室で遊んでいた内村航平選手も幼い頃から体に染みこんだ体操の感覚を生かしながら、演技の美しさで世界の頂点を目指しています。時には審判が正確に判定できないほどの高難度の技に挑戦し、全てに美しさを追求しているのです。


美しさとはムダのない動きの集大成だと思います。スポーツに限らず、人の動きの中の「美しさ」、普段の立ち居振る舞いにもそれが現れればすてきだな、と思いつつ、ちょっと背筋を伸ばしてみました。

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