2012年7月10日火曜日

「星の旅人たち」

ユーラシア大陸の西の端、スペイン西北に位置するサンティアゴ・デ・コンポステーラ はエルサレム、ローマとならぶキリスト教の三大巡礼地。多くの巡礼コースがある中、フランスからピレネー山脈を越えて歩く800キロのルートを舞台にした映画が「星の旅人たち」。

この旅を始めようとした最初の日に嵐に巻き込まれて死んでしまった息子のリュックをかついで歩き出したアメリカ人の初老の眼科医(映画の中ではBoomer,つまりベビーブーマー世代、と呼ばれていました)。道すがら知り合った、国籍も性別もバラバラな4人の仲間。お互いに何もわからないまま、それぞれ歩く理由は違っても、時を共有しながら徐々に深まる絆。

あれこれエピソードを織り交ぜながら、サンティアゴ・デ・コンポステーラにたどり着きます。みんなの問題が解決されたのではないけれど、一人一人が「何か」を感じた旅。

いかに生きるのか、それを深く感じながら歩いたであろう画面の中の登場人物と「何か」を共有できたような・・・


CAMINO | 日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会:

Caminoとは「道」のこと。映画の原題は「The Way」

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