2011年7月22日金曜日

満身創痍

満身創痍(まんしんそうい)とは全身が傷だらけのこと。引退した大相撲の魁皇(かいおう)は、両肩、両ひじ、両ひざ、両ももを痛めていて、文字通り、満身創痍。腰痛も慢性化していて、ここ数年、本場所が終わると歩くこともままならないほどだったとか。大関在位65場所で、かど番(負け越せば大関の地位から下がること)の場所を迎えた数は、史上2番目の13回。

現役を続けるために、やるべきことをまじめに続けた彼の態度は、多くのファンを引きつけ、取り組み前には大きな「魁皇コール」を受けていました。

引退後の記者会見での明るい笑顔がすてきでした。全てをやり終えた安堵(あんど)感があふれていました。「23年間、色んなタイプの関取と対戦した経験を、これから若い力士たちに伝えたい」と語っていました。

被災地の巡回慰問にもでかけた魁皇。「気は優しくて力持ち」だった魁皇。「全ての人に感謝したい。魁皇としての人生は最高でした」ということばを残しての引退。まだ39歳。これからの親方人生、期待しています。

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