2011年7月2日土曜日

子育て目標


我が家の子どもたちが小さかった頃、知人からすてきなアドバイスを頂きました。

「子どもたちがおとなになった時、どんな時代になっているかわかる親は一人もいないわ。どんな世の中になっても、一人でしっかり生きていける子どもを育てるのが、育児の目標だと思うの」と。

あのアドバイスからもう30年が過ぎました。我が家の子どもたちはしっかり「一人で生きて」います。すてきなパートナーに恵まれ、しっかり自分たちの道を歩いています。

私の子育ては目標を達成したようです。成功の理由は?それは子どもたちがしっかり「親離れ」をしていったからです。高校時代から親元を離れて生活した彼らは、まだまだ親の助けがほしい時期に、それぞれ一人で考え、悩み、問題を解決していきました。

彼らがしっかり自分を育てていったのです。

親の私がしたことは・・・信じること、だけでした。「大丈夫」と思い続けることだけでした。離れていて、何も助けられないもどかしさの中、祈ることを覚えました。私にとって大きなプレゼントでした。

「親」の年齢は子どもと同じ、という表現を目にしました。子どもが生まれたから親になるのではなく、子どもが育つにつれて親になっていくのだから、親は子どもと「同い年」なのです。子育てこそは「自分育て」。子どもたちとの関係は年々変化してくるものの、親になれたからこその経験に感謝する私です。

私がもらったアドバイス、これから子育てをする人たちに伝えていきたいと思います。今、将来への見通しが見えにくくなっているからこそ、子どもの持つ大きな可能性を信じて子育てをしてほしいと願います。

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