2010年7月27日火曜日

あこがれの国

朝日新聞のアンケートで、「日本以外で生まれ変わるならどこ?」という質問の答えのトップが「スイス」。アルプスの少女ハイジを読んだ小さい頃から、日本人があこがれ続ける国なのでしょうね。

そ こで起こった先日の「氷河特急」の脱線事故。脱線した後部3両の一等車はほぼ日本人で埋まっていたのですから、日本人のスイスへのあこがれがここでもわか ります。ですが、突然の事故で亡くなったりケガをなさった方々を思うと、何とも切なくなります。ここでも、肉親を亡くした「遺族」ができてしまいました。 事故とは、多くの「なぜ私が」「なぜあの人が」を作り出してしまうのです。

ところで先ほどのアンケートに、こんなコメントがありました。

「ガ ソリン車を閉め出し、電気自動車と馬車が走るステキな街。家の窓辺には赤い花が飾られ、背景にはマッターホルン、『スイスに来た~』と感動したものです。 ところが、ホテルから一歩出ると日本人だらけ、街中に日本語があふれていました。がっかりと言うか、たとえようのない気持ちになりました」

15年前にスイスに旅行した女性の感想です。

アンケートの解説で、外国で日本人に会った時、お互いに無視をするような冷たい態度についても書かれていました。行きたい外国は「日本人に会わないところ」という願望もあるように見受けます。

海外で自分の国の人に会うと、無視をする。この理由はなぜなのでしょうね。日本人が少なかったその昔に留学していた私は、日本人と日本語をおしゃべりするのがいい息抜きでした。

その息抜きに出かけた海外旅行では、「外国」にどっぷり浸かっていたい。「日本人」や「日本語」はいらない・・・なのかもしれませんね。

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