2010年4月16日金曜日

事業休止

木曜日の訪問看護。昨日は主任の登場でした。母の様子を説明していると、「ちょっとお話しが・・・」とのこと。

「4月一杯で訪問看護の事 業をやめることになったのです、月曜日に急に決定となりました」

母の在宅介護を始めた2007年6月から、途中半年間の中断はあったもの の、ずっとお世話になっていました。この事業所の現在のスタッフの二人が退職希望で、その補充がどうしてもできない状況になってしまったのだそうです。本体の病院でも、看護師確保に四苦八苦で、結論として訪問看護事業の休止となったのです。

半年間関わった医療関係の仕事で、看護師さんの確 保の大変さを現実に見聞きしてきた私です。資格保有者の数は多くても、実際に現場で働く人の数はどこも不足状態です。人数の配置基準が守れなくなるような 病院も続出しているのです。

お世話になっているこの事業所は、約40人の在宅看護を受け持っているそうですから、病院の大きな病棟一つ分です。訪問看護師になるには、正看護師でなくてはいけない。(准看護師ではダメ)。運転ができなくてはいけない・・・となかなか条件が難しいのだそうで す。一人で家庭を訪問するのですから、病院勤務とは違う責任と大変さがあるはずです。

母が慣れた看護師さんの看護が受けられなくなるのは 痛いことですが、私にとっても、気楽に何でも相談できる事業所とのご縁が切れるのは辛いものです。

「利用者さんに迷惑をかけないように、 きちんとしないとね」
「他の事業所にお願いするのは、利用者さんをお嫁に出すようなものだもんね」

主任さんのことばには、色んな 想いがこもっているようでした。

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