2009年7月31日金曜日

あのね

「あのね」は朝日新聞の投稿欄
こどもたちのつぶやき
文庫本になったものを購入
パラパラとページをくって、楽しんでいます


4歳になった娘の誕生日。母が「おおきくなったねぇ、あっというまにお嫁にいっちゃうかな」とつぶやくと、「だいじょうぶ すぐに帰ってくるから」 (4歳)


父の転勤で他県へ引っ越した。布団の中でこっそりと、「おとうさん 会社で 新しいともだち できた?」 (5歳)


「いい夢見ちゃった」と言う母に、「みせて!」 (3歳)


親類の家の2階から喜々として下りてきた。「目の回る地図があったよ」 初めて見る地球儀だった。 (4歳)


ストッキングを脱いだ母を見て、「皮まで ぬいだの?」 (3歳)


腹痛の母の背中をなでながら、「大丈夫だよ 僕は学校で 生き物係なんだ」  (7歳)

2009年7月30日木曜日

母とラグビー

母が一番好きだったスポーツはラグビーでした。毎年、お正月はラグビーの試合が多いので、テレビの前にくぎ付けでした。

母の世代は、ラグビーが盛んだったようです。もちろん、試合をするのは男性ですが・・・病弱だった父も、病気になる前にはラグビーをしていたようです。

ずっと昔、私が英語を教えていた男性達は社会人ラガーでした。母は彼らを捕まえて、新しいルールのことなどを聞いていたものでした。試合を見ていても「オフサイド」など、ルールがちゃんとわかっていた母でした。

いつのことだかはっきりしないのですが、私が小さいとき、大阪の花園ラグビー場に父母と行ったことがあるのです。ニュージーランドのオールブラックスの試合だったはずです。京都から随分遠かったように思います。

父母の間に座った私が一番覚えているのは、父母が同時に立ち上がって大騒ぎをした情景です。多分、日本チームがトライをあげたのでしょう。私は全くわかりませんでしたが・・・

私の数少ない、両親と一緒に出かけた思い出です。オールブラックスの試合前の「ワークライ」をはっきりと覚えています。相手を威嚇(いかく)し、仲間の気持ちを高める勇壮なかけ声と動きです。

ボールを蹴るサッカーは「おもしろくない」。防具をつけるアメリカンフットボールは「男らしくない」。「やっぱりラグビーよ」と言っていた母です。

2019年のラグビーワールドカップが日本で開催されるとか。それまでに、世界に通用する、強い日本チームができるのでしょうか?母が興奮して応援するようなチームが・・・


PS: "Haka"(War Cry) by All Blacks @ New Zealand
   このページには、オールブラックスのWar Cryの詳細がありました。
   ページの下にある「HAKAの動画」をクリックしてください。
   本物のWar Cryの動画です。

2009年7月29日水曜日

Chuckの公園デビュー

公園でモカ色のプードルと顔合わせ
遊ぼうよ・・・とじゃれてくるのに
腰が引けているChuckです


公園を一周回ってきたら、
白いプードルも登場
Chuckは遠くから眺めるだけ

Chuckの公園デビュー
気後(おく)れChuck

2009年7月28日火曜日

ボサノバはどこに

今年の甲子園。京都の代表は6年ぶりの平安高校。30回目の出場。龍谷大平安高校と名前が変ってから初めての出場。

数日前のこと。高校野 球の京都大会のラジオの実況中継。ラジオを一旦消して他の用事をしてから、またスイッチを入れると、アストラッド・ジルベルトの聞き慣れたボサノバが流れ てきました。急に大雨が降ってきたので「時間つぶし」の放送でした。しばらくすると「降雨順延となりました」というアナウンサーの声。

ボサノバは現在、本場のブラジルではほとんど聞こえてこない音楽だと、「特派員メモ」にありました。

50年ほど前にリオデジャネイロで生まれたとされるボサノバ。「気取った“輸出品”みたいだから人気がない」と言うブラジル人がいるとか。サンバは庶民から生まれた音楽。それに対して、大学出の音楽家が作ったインテリのものという感じだそうです。

陽気なサンバが大好きなブラジルの人たち。ゆったりしたボサノバが根強い人気の日本。それぞれの好みが違うようです。

最初にアストラッド・ジルベルトの歌を聞いた時、「これなら私も歌える!」と思ったのですが、案外難しい。あの「けだるさ」はなかなか出るものではありませんね。

YouTube - アストラッド・ジルベルト - イパネマの娘

60年代でしょうか。ジルベルトが若い!!

2009年7月27日月曜日

ボール二つで

お手元にボールが二つありますか?テニスボール、野球のボール、何でもいいと思います。

一つのボールの上に、もう一つのせてみてください。めったに成功しないようですが・・・

全国各地、例年になく雨の影響を受けてはいるものの、夏の高校野球の地方予選たけなわのこの季節。京都の花園高校の部員が、試合前にベンチの前に並んで、「ボール重ね」をやっている写真が新聞にありました。集中力を高めるための訓練だそうです。

トー ナメント試合は、一つ負ければおしまい。気持ちをいかに冷静に保ち、集中力を持ち続けるかが大切なのは、言うまでもなし。試合前に、こころを落ち着けるた めにも、「ボール重ね」は意味があるようです。この「儀式」をするようになってから、「打撃のとき、球がよく見えるようになった」という選手が出てきたと か。

私たち一人一人も自分自身の「ボール重ね」を工夫するといいでしょうね。もちろん、深呼吸を忘れないで・・・

2009年7月26日日曜日

こちらからどうぞ・・・







浄瑠璃寺の山門
数段の階段あり

門の手前にあった標識

「こちらからどうぞ・・・」

小さな乳母車の絵も

2009年7月25日土曜日

後の祭り

後(あと)の祭り:祭礼の翌日、時機をはずすこと、時機におくれること

こ のことば、祇園祭にルーツがあるそうです。現在は7月17日に山鉾巡行が行われますが、もともとは17日の前祭と24日の後祭に分かれていたのです。有名 な鉾は前祭にでていることから、見逃したことを残念がって言ったのが始まりとか。昭和41年(1966年)に巡行が一つになりましたから、祇園祭で「後の 祭り」はもうなくなりましたが・・・


この他にも、京都の土地や文化から生まれたことばの受け売りを少々。

醍醐味(だいごみ):醍醐寺に湧く清水のおいしさを言ったことば。物事の本当のおもしろさ、深い味わいの意味。醍醐とは最上の滋味、もしくは仏陀(ぶっだ)の最上の教えという意味もある。

埒(らち)があかない: 埒とは馬場の周囲に設けた柵のこと。上賀茂神社で「賀茂競馬(くらべうま)」が終わると埒があけられ(撤去され)、その以降、賀茂祭(葵祭)を迎える神事 が次々に始まることから、本来「埒があく」は、道理良く物事が進むさまを表現。現在では「埒があかない」という言い方をよく使い、物事が進まない様子を表 す。

清水の舞台から飛び降りる:思い切って大きな決断を下す。江戸時代には233人が舞台から飛び降りたという記録が残っているとか。いのちをかけた願掛けであったようです。

山紫水明(さんしすいめい):山や川の景色が美しいこと。漢学者、頼山陽(らいさんよう)が、自宅の庭に建てた書斎に名付けた名前。1828年に建てられたこの書斎が、丸太町橋西詰めを北へ上がった住宅街の中に残っているとか。


何気なく使っていることば。京都にルーツのあることばをより身近に感じます。