2010年2月1日月曜日

オーケストラ観賞 こぼれ話

先日のコンサート。西本智実さんの指揮に感激した私。(1月24日西本智実)オーケストラが間近に見える席から、あれこれ気がつきました。

・ 交響曲や協奏曲、多くのフレーズはバイオリンなどの弦楽器が奏(かな)でます。後方の席に控える木管・金管楽器の奏者は、飛び飛びに演奏することが多く、その待っている姿にそれぞれの個性がありました。

フルートは比較的、長く演奏しますが、隣にいるピッコロの女性。一曲の中で、音を出す時間はとても少なく、最初、「あの人の楽器は何?」と思ったほど。目立たないようにあちこちを見回していました。

・ 演奏時間が少ないと言えば、シンバルが一番でしょうか?一曲のフィナーレまでは、ただただ座って待っていることも・・・シンバルも色んな演奏方法があるの がよく見えました。両手で大きく打ち鳴らしたり、小さな動きで細かく音を出したり。もし出るところやリズムを間違ったら大変でしょうね。あんなに目立つ音 ですから・・・

・ 大太鼓を打つのは女性でした。これまた、待ち時間が長い!そして、小さなトライアングルも彼女の担当。一度、トライアングルと大太鼓を同時に演奏していました。ややこしいでしょうね。

・ ティンパニーの「ばち」があんなに一杯あるのは知りませんでした。フレーズによって、忙しく持ち変えていました。打楽器大好き人間の私です。4つのティンパニーの音色(ねいろ)の違いがはっきり聞こえてワクワクしていました。

・ 弦楽器奏者は二人で一つの譜面を見ます。舞台中央側にいる人が「譜めくり係」です。チェロの後方に位置するコントラバス。大きな楽器を抱えて、一 瞬で譜をめくるのはとても大変そう。よいしょ、と高めのいすから腰を浮かせて、譜面をめくり、さらに、その譜面を弓でおさえたり。もう一人の人も手伝っ て、「やっとめくれた」という時も。


一回のコンサートを無事に終えるのには、ものすごいパワーが集まるのですね。パワーが出なければ、肩すかしを食らったような演奏会となるでしょうし、パワーをうまくコントロールできなければ、これまたうるさいだけの演奏となることでしょう。

やっぱり指揮者はすごい。西本智実さん、指揮者として、女性として、改めて尊敬します!

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