2008年11月14日金曜日

講演会

久しぶりに夕方からの講演会に出かけてきました。母のこと、Chuckのこと、色んな方にお願いしての外出です。

講師は、さわやか福祉財団理事長堀田力(つとむ)氏で、タイトルは「団塊世代の生き方提案~最大限に、自分を生かそう」。定員300人とありましたが、団塊世代と少し上かな、と思える方々、それも男性の参加者がとても多い会場でした。

検事としてロッキード事件を担当したことで有名な堀田氏が、1991年に退官して始められたのがさわやか福祉財団の活動です。地域社会の活力を取り戻すために、新しい支え合いのシステムを作り出そうと目指している財団です。

柔らかい堀田氏の語り口に自然に目が閉じてしまった私ですが、耳はしっかりお話を聞いていました。声高(こわだか)に福祉政策の改革を唱えるのでもなく、ご本人や仲間の活動を淡々とお話しになりました。

「自分は何もできないと思わないでください。どんな方でもボランティアとしてやれることがあります。そこにいるだけでもボランティアとなることもあるのです。」

「コンピューターを若いお嬢さんに習ったのですが、“さっき説明いたしました”と言われてしまったり、結局身につきませんでした。孫とメールのやりとりがしたくて、苦労してメールが出せるようになった方が、他の人にそれを教えてあげると、相手の進歩が遅くても、それにゆっくりつきあえる教え方ができるのです。それがボランティアのいいところです。」

検事時代にはどんなお顔だったのかな・・・ほほえみが絶えることのない、堀田氏のお顔を見ながら、考えていました。

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