タイトルにつられて買った本です。著者は米山公啓(よねやまきみひろ)氏。神経内科のお医者さんで、著述家、タレント、と紹介されています。
ご自身のお母さんが認知症になり、医者として認知症の患者さんを見てきた自分がいかに現実の介護を知らなかったか、という記述がありました。お父さんもお医 者さまだったとのこと。「医者が家族に二人いても、母の認知症を防ぐことはできなかった」そうです。
認知症とは、というところから、実際 にどのように症状が進行するのか、それに伴って家族の対応はどのように変化するのか、現在の治療方法、将来の展望、などが書かれてありました。
私が一番注目したのは「現在、認知症の研究、疫学(えきがく)調査が進み、従来では考えられないような事実が判明しており、認知症は生活習慣病では ないかと言われるまでになってきている」というところです。
現在の多くの病気が生活習慣病といわれ、人の生き方そのものが病気の原因に なっているのです。生き方には、食生活や生活リズムなどだけでなく、精神的なもの、つまり「こころの持ち方」も大いに影響しているのではないでしょうか?
気持ちの在り方だけで病気が防げるのではないとしても、それが大きな要因となっているように思います。「病(やまい)は気から」と言われるごとく、意識のレベルだけでなく、潜在意識のレベルにあっても、その人がどう考え、どう生きてきたかが、その人の精神に大きく影響するはずです。
「これを したら認知症は予防できます」というようなハウツーはないものの、この10年間の母の様子を見てきた私にとって、自分の生き様(ざま)を今一度しっかり見 つめ直すことだと思いました。
2010年7月6日火曜日
2010年7月5日月曜日
大雨の中で
2010年7月4日日曜日
2010年7月3日土曜日
師のことば
日本のワールドカップは終わりましたね。この半年間に、大きなアップダウンを経験した日本チーム。岡田監督のこころの内はいかばかりだったかと思います。
岡田監督を精神的に支えた禅僧がいらっしゃることがあちこちで報道されていました。野田大燈師についての記述を宗教新聞でみつけました。
1946 年高松市生まれ。高校卒業後医療機器のセールスや鍼灸師(しんきゅうし)などを経て、禅に興味を持ち28歳で脱サラ。出家後は永平寺で3年修行。父親の残 した土地に座禅道場を作ろうと、文字通り手作りの寺をスタート。
その後不登校の少年に出会ったことから、「問題児」との生活を共にし、そ の活動が次第に社会に知られるようになる。1978年、野田師の托鉢や支援者の協力で禅道場が完成。1988年に預かっていた少女が行方不明になって谷に 落ちて亡くなる事故が起こり、活動の存続が危ぶまれる状況になったが、遺族と共にこの女の子を道場の守り神として地蔵を建立して冥福を祈る。社会福祉法人四恩の里として活動を続ける。
葬式に頼らない寺づくりの活動を認められ、2001年に横浜の曹洞宗大本山總持寺において修行僧の責任者(後堂)となり、2006年までその職を 務める。岡田監督と知り合ったのはその間のこと。
岡田監督に、常に平常心を説き、今に集中することを伝えた野田師。今回のワールドカップ へ出発する岡田監督に野田師が贈ったことばは、般若心経(はんにゃしんぎょう)の最後にある「ぎゃー諦(てい)」(漢字が変換できません)ということば。 「前へ進め」という意味。
調子が出ないチームの「今」を「平常心」で見つめ、ぎりぎりの段階でメンバーチェンジを断行して、本番へ。ただ ひたすらに「前へ進む」日本チーム。その結果がベスト16なのですね。岡田監督を支えた師のことば、こころに刻んでおきたいと思います。
四恩の里本部ホームページ/喝破道場
岡田監督を精神的に支えた禅僧がいらっしゃることがあちこちで報道されていました。野田大燈師についての記述を宗教新聞でみつけました。
1946 年高松市生まれ。高校卒業後医療機器のセールスや鍼灸師(しんきゅうし)などを経て、禅に興味を持ち28歳で脱サラ。出家後は永平寺で3年修行。父親の残 した土地に座禅道場を作ろうと、文字通り手作りの寺をスタート。
その後不登校の少年に出会ったことから、「問題児」との生活を共にし、そ の活動が次第に社会に知られるようになる。1978年、野田師の托鉢や支援者の協力で禅道場が完成。1988年に預かっていた少女が行方不明になって谷に 落ちて亡くなる事故が起こり、活動の存続が危ぶまれる状況になったが、遺族と共にこの女の子を道場の守り神として地蔵を建立して冥福を祈る。社会福祉法人四恩の里として活動を続ける。
葬式に頼らない寺づくりの活動を認められ、2001年に横浜の曹洞宗大本山總持寺において修行僧の責任者(後堂)となり、2006年までその職を 務める。岡田監督と知り合ったのはその間のこと。
岡田監督に、常に平常心を説き、今に集中することを伝えた野田師。今回のワールドカップ へ出発する岡田監督に野田師が贈ったことばは、般若心経(はんにゃしんぎょう)の最後にある「ぎゃー諦(てい)」(漢字が変換できません)ということば。 「前へ進め」という意味。
調子が出ないチームの「今」を「平常心」で見つめ、ぎりぎりの段階でメンバーチェンジを断行して、本番へ。ただ ひたすらに「前へ進む」日本チーム。その結果がベスト16なのですね。岡田監督を支えた師のことば、こころに刻んでおきたいと思います。
四恩の里本部ホームページ/喝破道場
2010年7月2日金曜日
メロディーロード
メ ロディーロード ってご存知ですか?音響道路ともよばれていて、一定の速度で走ると、走行音が音楽のように聞こえる道のことです。
な ぜ音楽が聞こえるのかを説明した記事を見つけて、理由がわかって納得です。道路に細かく溝(みぞ)が刻まれていて、1秒間に溝をいくつ通過するかで音程が 決まるのだそうです。時速50キロの場合、1秒間に溝を220本通過すればラの音、185本ならファ#の音になるとか。上手に「演奏」するには、制限速度 を守ること。
全国13カ所のメロディーロードが掲載されていましたが、近畿ではびわこ大橋にあるようです。一度試してみたいと思います。 制限速度で走ってみるのと、ちょっと早めに走ってみるのと、違いを聞き比べてみたいな、って思います。暴走運転はしませんが・・・
PS: メロディーロードをメロディードーロと書いても意味は通じそうですね。日本語と英語、音が見事にひっくり返ったペアの単語。時々混乱しています。
な ぜ音楽が聞こえるのかを説明した記事を見つけて、理由がわかって納得です。道路に細かく溝(みぞ)が刻まれていて、1秒間に溝をいくつ通過するかで音程が 決まるのだそうです。時速50キロの場合、1秒間に溝を220本通過すればラの音、185本ならファ#の音になるとか。上手に「演奏」するには、制限速度 を守ること。
全国13カ所のメロディーロードが掲載されていましたが、近畿ではびわこ大橋にあるようです。一度試してみたいと思います。 制限速度で走ってみるのと、ちょっと早めに走ってみるのと、違いを聞き比べてみたいな、って思います。暴走運転はしませんが・・・
PS: メロディーロードをメロディードーロと書いても意味は通じそうですね。日本語と英語、音が見事にひっくり返ったペアの単語。時々混乱しています。
2010年7月1日木曜日
ひっそりと・・・
裏庭に夏椿 (ナツツバキ)の花を発見
20 年前に植えた木が枯れてたのは、もう随分前のこと
裏庭で「一人で」大きくなった二代目
今年まで全く気がつかず
自然に種が落ちて草や木が好きに伸びている裏庭
よくぞ、花がつくほどに大きくなってくれました
梅雨空に一日だけの白い花がひっそりと・・・
手入れをしないのもいいものです
PS: 夏椿はシャラノキ(娑羅樹)と呼ばれることが一般的ですが、夏椿のことばの響きが大好きです。
20 年前に植えた木が枯れてたのは、もう随分前のこと
裏庭で「一人で」大きくなった二代目
今年まで全く気がつかず
自然に種が落ちて草や木が好きに伸びている裏庭
よくぞ、花がつくほどに大きくなってくれました
梅雨空に一日だけの白い花がひっそりと・・・
手入れをしないのもいいものです
PS: 夏椿はシャラノキ(娑羅樹)と呼ばれることが一般的ですが、夏椿のことばの響きが大好きです。
2010年6月30日水曜日
Chuckのサービス
今週の訪問入浴に初めての看護師さんと助手さんがやってきました。3人のチームで、必ず一人はわが家に来た経験のある人が入るのですが、二人がニュー フェースは珍しいこと。(単に、わが家に初めてという意味ですが・・・)
この入浴介護事業所は、規模が大きいので、毎週違う顔合わせでス タッフが登場します。名前と顔は全く結びつきませんが、みなさんそれぞれに一生懸命、感心するほど手際(てぎわ)よく短時間に母を入浴させてくれます。浴槽の運び込みから撤収まで予定の1時間を使うことなく終了します。
毎回ほぼ荷物が片付いた頃に、Chuckが母の部屋に突入します。ス タッフのみなさんに「ご挨拶」です。相手が誰であろうと、からだじゅうで大喜びするChuck。初めてのスタッフの面々は急な来訪者にびっくり!
でもChuckのお陰で、わが家の仕事が終わって帰る時は、いつも全員笑顔です。大変な仕事を一つやり終えて、Chuckと「ちょっとだけ」遊んで、スタッ フのみなさん、にこやかに帰っていきます。
訪問入浴の仕事は単に気を使うだけでなく、力仕事です。入浴中にも、絶えず母に声をかけて、気持ちを紛(まぎ)らわしたり、母の文句をかわしています。端(はた)で見ていても「大変な仕事」です。週に一回、母が全身すっきりできる、何ともありがた いサービスです。
がんばってくれるスタッフのみなさんの気分転換に、Chuckのサービスがお役に立っているようです。
Chuck、これからも歓迎係・癒し係、よろしく!
この入浴介護事業所は、規模が大きいので、毎週違う顔合わせでス タッフが登場します。名前と顔は全く結びつきませんが、みなさんそれぞれに一生懸命、感心するほど手際(てぎわ)よく短時間に母を入浴させてくれます。浴槽の運び込みから撤収まで予定の1時間を使うことなく終了します。
毎回ほぼ荷物が片付いた頃に、Chuckが母の部屋に突入します。ス タッフのみなさんに「ご挨拶」です。相手が誰であろうと、からだじゅうで大喜びするChuck。初めてのスタッフの面々は急な来訪者にびっくり!
でもChuckのお陰で、わが家の仕事が終わって帰る時は、いつも全員笑顔です。大変な仕事を一つやり終えて、Chuckと「ちょっとだけ」遊んで、スタッ フのみなさん、にこやかに帰っていきます。
訪問入浴の仕事は単に気を使うだけでなく、力仕事です。入浴中にも、絶えず母に声をかけて、気持ちを紛(まぎ)らわしたり、母の文句をかわしています。端(はた)で見ていても「大変な仕事」です。週に一回、母が全身すっきりできる、何ともありがた いサービスです。
がんばってくれるスタッフのみなさんの気分転換に、Chuckのサービスがお役に立っているようです。
Chuck、これからも歓迎係・癒し係、よろしく!
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