2012年6月7日木曜日

忘れてはいけない・・・








岩倉図書館にこんなコーナーができていました

        震災当時の雑誌や新聞
仮の埋葬地 番号の墓碑


写真を撮影したのは、僧侶で写真家の岸野亮哉(りょうさい)さん。息子と地区の中学校で同じ学年だった方。以前も図書館で彼の写真展示を見たことがありました。人の心を支える僧侶が写真家の目で捉えた写真にとてもひかれる私です。

2012年6月6日水曜日

「わが母の記」

小さい頃から抱えていた母に対する息子の葛藤。その母親の認知症が少しずつ進み、家族が感じる戸惑いと混乱。その中で、長年自分が持ち続けた感情が、少しずつほぐれていき、会話が通じなくなった母のことばや存在そのものによって癒されていく息子。

静かな映像の中に、家族の心の揺れや変化が描かれていたこの映画。親が老いていくことへの戸惑いは、私には痛いほどわかるものでした。

そのまっただ中では、ただただ揺れ続けていましたが、それも私自身の人生の大きな経験となった今、懐かしさを感じるような・・・胸がちょっぴりキュンとなった映画でした。

2012年6月5日火曜日

アマリリス




太い茎がにょきにょきのびて、花が大きく開くアマリリス
いつもカメラで「花どろうぼう」をさせていただくお宅で咲きました
「みんな一緒に咲いてくれるといいのにね」と奥さんが・・・
同じ時に植えても、それぞれが個性的

2012年6月4日月曜日

「親しき仲にも礼儀あり」

「親しき仲にも礼儀あり」と言います。かつては血縁者の間柄であっても、丁寧な言葉や敬語で、礼節ある関係を守りました。夫婦子どもの間でもきちんとした、美しい言葉を使っていました」

歌手で俳優・・・というよりその独特の存在そのものが際だっている美輪明宏さんが新聞の「悩み相談」に答えたことばです。

「今は、自分の感情をぶちまけるような“タメ口”の言葉づかいが目に余ります。適切な言葉というのは、互いの人格、内面を土足で荒らすことがありません。家庭でも職場でも、やさしく知的な言葉づかいは人間関係を円滑にする、一番の秘訣なのです」

妻との距離を感じるという30代の男性に、自分の言葉にまず注意を払って人間関係を作っていくこと、と勧めています。

う~ん、いいアドバイスだな、と感心した私でした。

2012年6月3日日曜日

一年目と二年目

 去年剪定された公園のニセアカシア
一年目のアフロ姿

 おととし剪定されたニセアカシア
二年目のアフロ姿

剪定されていなければ、
こんな風に空に向かって両手を広げているのですが・・・

2012年6月2日土曜日

運転中 鑑賞禁止

運転中鑑賞禁止のCDを買いました。「この作品について運転中の鑑賞はおやめください」と書いてあります。「ぐっすり眠れるピアノ」というタイトルです。全体に少々エコーがかかったようなピアノの音です。確かにとろ~んとした音に聞こえます。

CDを買った夜、ベッドに入って聞いていました。耳慣れた曲が聞こえているのはわかっていたのですが、最初の3曲ぐらいから後は覚えていません。一枚には15曲も入っているのですが・・・

「ぐっすり眠れるピアノ」の効果がちゃんとあったようです。こんな調子なら、毎晩聞いていても、後ろの方の曲を聞くことはないのかもしれませんが・・・

2012年6月1日金曜日

漂着ごみ

東北地方から5000キロ以上離れたアラスカ湾に、大量の震災がれきが漂着し始めたようです。自然の宝庫と言われる場所に、発泡スチロールやウレタン、家電製品、スポーツ飲料やコーヒーの缶など、ありとあらゆるものが流れ着いているのだそうです。

そこで漂着ごみを処分しようとしているのは、民間のNPOの人たち。政府からの資金援助があてにならない中での作業です。日本からの漂着ごみである以上、日本に処理をさせるべきという地元の意見もあるようですが、このNPOの代表は、「アメリカも津波や地震の時には日本に助けてもらうかもしれないじゃないか」と言って、自分達でどうにかしようと努力しているのだそうです。

国内でのがれき受け入れ拒否問題を聞いて、NPOの人たちは、「じゃあ、どこに処分するというの?」と不思議がったとか。放射能に過敏に反応する人たちの気持ちもわからないわけではありませんが、「自分たちのところには持ってきてはいけない」という意見があまりにも強いのを感じます。

去年の大文字の送り火に使うはずだった「薪」のトラブルも思い出します。震災のあの大きな被害を見て、日本全体で「どうにかしなければ」と思っていたはずなのに・・・ アラスカの人たちの努力を新聞で読んで、改めて歯がゆく感じた私です。