2017年10月25日水曜日

読めない子どもたち

現代の日本において識字率は100%なのだと私は信じていましたが、それにどうやら疑問符がついているようです。

中学生と高校生に「読む力」のテストをしたところ、しっかり読めば「答え」が文章の中にある問題で、中学生は4割近く高校生は約3割が正しく回答できなかったという結果が出たというレポート。記憶力のテストではない問題で、しっかり文章が読めなかった子どもたちがそれほど多くいたということ。

将来この子どもたちは就職でも大きなハンディを負うことになり、筆記試験が受けられない、車の運転免許も取れない、などの弊害がでてくることは明らか、と解説者が話していました。貧困家庭の子どもたちの読む能力が伸びない傾向が強く、貧困の連鎖の原因にもなっている、とのこと。

こんな文章もありました:日本の識字率

全ての学力の基礎となる読む力。生活をするためにも「読む」能力は全ての土台。識字率100%が妄想になってしまったのではなんとも残念。一人でも多くの子どもたちが読むことの楽しさを感じるまでになっていってほしい、そういう環境で学んで欲しい、思っているだけでは何の力もないのですが・・・

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