2014年5月7日水曜日

いのちの遺言状

リビングウィル、自分の「最期」をどのようにしてほしいかと記す生前の意思表示、遺言のこと。あまたのカタカナ語と同じで、日本語に訳されていないことば。

このリビングウィルを「いのちの遺言状」と表現している文章を目にしました。偶然見つけた、兵庫県尼崎市で在宅医療に携わっている長尾和宏医師の「町医者だから言いたい!」。24時間、365日対応の在宅医療に取り組む長尾医師のこのコラムは毎日更新のようです。
http://apital.asahi.com/article/nagao/2014042600006.html

看取りについて、バックナンバーを読んでいます。高齢者の在宅での平穏死を迎えるために「“待つ”という緩和ケア」というシリーズが続いています。以前からお名前は聞いたことがありましたが、このような文章を書いていらっしゃるのは知りませんでした。

高齢の実母を在宅で介護して、本当の大往生、平穏死で見送ることができた私ですが、それが現状ではなかなか難しいことも改めて感じました。「終末期の医療における患者の意思を尊重する法律案」が国会で9年間も審議されていると長尾医師は記しています。法的なサポートがなければ、この「いのちの遺言状」は意味をなしません。

自分のいのちをしっかり見つめるためにも、これからも色々学んでいきたい、そう思いました。


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