2014年2月19日水曜日

薬物依存

薬物依存と聞くと、覚せい剤やシンナーを連想しますが、「処方薬依存症」ということばを初めて目にしました。睡眠薬や抗不安薬、精神安定剤などとして処方される薬に依存症が生じることなのだそうです。

「不眠や不安を軽くするため」や「落ち込んだ気分を改善するため」に処方される薬が、最初は効果があっても、だんだん効き目がなくなり、そのうちに量や種類が増えていくというのです。

お医者さんが処方している以上、そんなことはあり得ないと思うのですが、2010年にはシンナー依存症を抜いて、2位になってしまったというデータは衝撃的です。患者が訴えれば、医師は際限なく処方しているということなのでしょうか。

薬の服用を続けていても、ちょっとしたことでいら立ち、自制心や忍耐力がなくなった元依存症だった女性は、猛烈な禁断症状を耐え抜いて薬をやめたあとに、自分の症状が依存症だったことに気がついたとありました。

何か症状が出ると、薬を飲まないと安心できない。薬を飲んでいるから大丈夫。そんな風に考えるのが現代人。簡単に薬が手に入る、処方してもらえるからこそ、自分の体は自分で責任を持つ、それが大切なのだと改めて思いました。

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