2014年2月12日水曜日

すきなこと

「いきま・・す!」声をかけて練習用のジャンプ台を飛んでいた8歳の高梨沙羅さん。お兄さんが飛ぶのを見て「やりたい」と言い出した彼女。飛ぶことが好きだった小さな女の子。

17歳の沙羅さんは、スキー女子ジャンプがソチオリンピックの正式種目になったのは、今まで、条件の悪い中で続けてくれた方たちのおかげだ、と発言していました。先達(せんだち)の努力がなければ、自分にとってのオリンピックの晴れ舞台はない、そう考えていたのは自然なこと。「みなさんのためにも・・・」とも言っていました。

ワールドカップで勝ち続ける沙羅さんに、日本人、みんなが期待をかけました。彼女にとってどれだけのプレッシャーであったか、想像を絶します。

スキーのジャンプ台を雪のない季節に実際に目にすると、そのあまりの高さに息を飲みます。あの高さからほぼ垂直に感じる斜度で滑り降りて空に舞います。

「空を飛びたい」という人間の気持ちをあれほど素直に表した競技はないと思います。

「飛びたい!」という気持ちでこれからも沙羅さん、飛んでくださいね。空を飛ぶ「大好きなこと」を続けてくださいね

0 件のコメント: