2011年2月7日月曜日

霜の朝

今年は立春とともに春の気配

朝の散歩時間はまだこんなに霜が・・・




手前は冬、あっちは春

2011年2月6日日曜日

鶴見和子

図書館で手にした「鶴見和子の世界」。返却期日を延長してじっくり読みました。1918年生まれの鶴見さんの社会学者としての業績だけでなく、多方面にわたる研究の「関係者」や知人が寄せた文を集めたのが、この本です。

1997年から99年にかけて編纂(へんさん)された、鶴見和子さんの業績の集大成「鶴見和子曼荼羅(まんだら)」全九巻の「解説」やその他の場で発表された鶴見さんに関する文章が並んでいます。社会学者としての手法の変化や、アメリカでの研究の模様を記したもの、水俣(みなまた)での関わりでのエピソード、国学者の柳田国男と南方熊楠(みなかたくまぐす)の研究に関する評論、和歌や日本舞踊、そして生涯を通じて粋(いき)に着こなし続けた着物に関する文章。次から次に、違う書き手による「鶴見和子」さんが、浮かんできます。

1995年、脳出血で倒れたあと、弟鶴見俊輔(しゅんすけ)氏の住む京都へ住まいを移されてから、新聞でよくお名前を目にしていた私です。2006年に亡くなった時の追悼記事もたくさん切り抜いていました。ご本人の業績を知らないままに、何か「惹(ひ)かれて」いた私でした。今回、偶然手にした本を通して、鶴見和子さんの「すごさ」を改めて感じました。

じっくり著書を読もうと思います。文章の中から、このあこがれの人生の先達を学ぼうと思います。若い日々に外国で学び、多くの研究を通して真の意味で日本を理解していた方から、これからの生き方を教えていただけるのでは、そんな気がしています。

2011年2月5日土曜日

勉強中





Chuck、
これなんだかわかる?
犬が勉強してるとこ

Chuckも勉強して
かしこくならなきゃね
がんばってね

2011年2月4日金曜日

仏像トリアージ

大きな災害で多数の負傷者が出る緊急時、搬送される患者のけがの程度に応じて治療の優先順位を決めるのがトリアージ 。「選別」という意味のフランス語。4段階に分かれていて、緊急度の高い患者から治療をしようとするシステム。阪神大震災後、日本でもよく目にすることば。

京都消防局が貴重な仏像などの文化財を、火災が起きたとき、優先的に運び出す救出方法を今年度末から運用することになったとか。

寺社仏閣ごとに「文化財セーフティーカード」を作成し、仏像の写真や構造、搬出に必要な人数を一覧にし、国宝や重要文化財などの安置場所を赤、黄、緑に色分けして示す。仏像ごとのタグも用意し、運び出した仏像にこのタグをつける。

いったん火事が起きれば、消防の現場指揮者がカード情報をもとに、危険性を見極めて優先的に運び出す文化財を隊員に指示するシステム。

医療のトリアージも、この「仏像トリアージ」も、一瞬のうちに判断して指示する人が必要で、特に「いのち」に関わる「選別」を行っていくことの難しさは想像を絶すること。仏像トリアージでも、その仏像がどんなに貴重なものであっても、救出する隊員の安全が確保できなければ、それこそ本末転倒。

トリアージの現場ではなくても、「選別」するのは大仕事。

目の前のチーズケーキとチョコレートケーキ、どっちにしよう・・・これも「選別」。



2011年2月3日木曜日

知ってるつもり

シカゴに家族で住んでいた頃、単身赴任していた男性を食事に招待したことがありました。渡米して約1年。私たち家族にとっては先輩でした。

「アメリカではね・・・」というのがこの方の口癖でした。新しくやってきた家族にいろいろ教えてくださるその方のことばを黙って聞いていた私でした。

会社とアパートを往復して、ほぼ日本人の仲間とのおつきあいだけ、というこの男性の「アメリカではね・・・」の表現は、ごく限られた範囲の「アメリカ」だと思ったからでした。

決して批判しているのではありません。そのことばにウソはなかったはずですから。

私たちは、自分の限られた経験の中で、物事を判断して、ほかの人に伝えています。自分自身のフィルターを通した、その考えは、間違ってはいないだろうけれど、やはり「こんな考えがありますよ」として伝えるべきもののような気がするのです。自分の基準を押しつけようとするのは、やはり危険です。

これは私のブログへの「いいわけ」です。

私が聞きかじったり、見てきたりしたことを書いているこのブログ。こんなことを思っています、考えました、と書いています。

「ふーん、そんな考え方もあるかな」っというような軽い気持ちで読んでくださればうれしいです。「あれ、間違ってるよ」というところがあれば、どうぞご指摘ください。「知ってるつもり」はどこまでいっても「つもり」です。独(ひと)りよがりにならないためにも、柔らかい頭でいたいな、と思います。

2011年2月2日水曜日

かもめ



瀬田の唐橋(からはし) 上は車で混雑 下はボートがスイスイ


あれっ、かもめって海にいるんじゃなかったっけ・・・



日が暮れてきた、さてぼちぼち帰ろうか

あれっ、君は誰?

2011年2月1日火曜日

行き当たり・・・

「行き当たりバッチリ」
ラジオから耳に飛び込んできた表現
いいじゃないですか・・・

人生、どこで何が待っているかわからないけれど
どこに行っても「バッチリ」自分らしくやってみよう!
無理することもないけど・・・

「行き当たりバッタリ」じゃ、少々投げやり
うん、これからはこれでやろうっと!