2014年11月20日木曜日

年齢プレッシャー

先日、車いすフェンシングの練習風景を取材していた読売新聞のカメラマン。朝から何時間もかけて「いっぱい」写真を撮影し、あれこれ質問していました。東京に帰る時間が近づいて、荷物をまとめていた彼が、「アッ、忘れるところでした。失礼ですが、お年はおいくつですか?日本の新聞は名前を掲載すると必ず年齢を書くもので・・・」と聞いてきました。

隠しても仕方ないこと、本当の年齢を正直に(?)伝えました。

掲載された記事には私の名前も年齢もありませんでしたが・・・読売新聞記事

確かに、日本人は「おいくつですか?」が好きですね。相手の年齢がわからないと落ち着かない。一歳でも年が上だとわかると、何となく「先輩」のような気持ちになる。仲間の中で誰が年上か年下か、ほぼ全員が把握している。学生時代の先輩後輩の関係は、一生ついてまわる。

日本独特、もしくはアジア的なこの感覚。「もう・・歳なんだから」という年齢プレッシャーは若いなら若いなりに、年を重ねるとそれなりに日本社会には存在するようです。

いつもは自分の年齢を忘れている私も、「あの人いくつなんだろう」と思うこともしばしば。年齢のフィルターをはずしたおつきあいでいいのに、と思っているくせに・・・やっぱり私は日本人。


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