2013年2月28日木曜日

教養としての映画

東京にある岩波ホール総支配人として、長年独特の視点から選んだ映画を紹介してこられた高野悦子さんの訃報を目にしました。つい先日、著書「母・老いに負けなかった人生」を読み終わったところでした。

新聞での追悼文章の中にこんなものがありました。

映画を娯楽として扱う映画館はたくさんあり、芸術として扱いたいと志す映画館も少しはある。高野さんがやったことは映画を教養として扱うことであり、現代人が自分の世界観に磨きをかけるのに役立つ映画はこれだという立場で作品んを選んでいる。だから知的向上心のある観客層から支持されているのである。

このところ、京都シネマhttp://www.kyotocinema.jp/でよく映画を見る私です。娯楽性や芸術性で評判が高い作品ではなく、何かこころに訴えてくる映画に出会うことができます。見終わったあとに、じっくり画面を思い返すような、そんな映画が好きです。ふっと見たくなる映画。映画とも出会いがあるようです。

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